婚活ノートつけたら、お見合いお断りが怖くなくなった話。
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目次
- 婚活ノートは婚活ゲームチェンジャーになるか。
- なぜ「反省ノート」ではなく「婚活ノート」なのか?
- 婚活ノートをつけ始めて起きた、驚きの変化
- あなただけの「最強のカウンセラー」と共に
婚活ノートは婚活ゲームチェンジャーになるか。
「今回も、ご縁がなかったということで…」
カウンセラーさんからのその一言に、心がズキンと痛む。お見合いが終わるたびに繰り返される、この瞬間。頭では「相性が合わなかっただけ」と分かっているつもりでも、心の奥では「また私の何かがダメだったんだ…」と、自分を責める声が鳴り響いていませんか? 1
お相手からのお断り理由は、はっきりと教えてもらえないことがほとんどです。だからこそ、私たちは自分の想像力で、最悪のシナリオを描いてしまいます。「あの時の会話がまずかったのかな」「服装が気に入らなかったのかも」「そもそも私に魅力がないんだ…」。そんな風に、見えない相手からの評価に怯え、自分で自分を傷つけてしまう… 1。
この「お断り理由が怖い」という感情は、婚活のモチベーションを大きく削ぎ、自己肯定感をじわじわと蝕んでいきます 4。
何を隠そう、これは過去の私の話です。しかし、ある習慣を始めてから、私の中で劇的な変化が起きました。お断りの連絡がきても、以前のように深く落ち込むことがなくなり、むしろ「なるほど!」と次へのヒントを得られるようになったのです。
その習慣とは、たった一冊のノートを用意して「婚活ノート」をつけ始めることでした。
この記事では、かつての私と同じように、お断りの恐怖に心がすり減っているあなたへ、今日からできる「婚活ノート」という名の心の処方箋をお届けします。
なぜ「反省ノート」ではなく「婚活ノート」なのか?
「ノートなんてつけたら、余計に反省会になって落ち込みそう…」
そう思われるかもしれません。大切なのは、このノートが「反省ノート」や「ダメ出しノート」ではない、ということです。これは、**あなたという素晴らしい人間を深く理解し、未来の最高のパートナーを見つけるための「自分研究ノート」**なのです。
目的は、お断りの原因を探して自分を責めることではありません。「この出会いを通じて、自分について何を学べたか?」を発見することにあります。
頭の中でぐるぐると同じ悩みを考え続ける「反芻思考」は、私たちをネガティブの沼に引きずり込みます。ノートに書き出すという行為は、その思考を一度、頭の外に取り出し、客観的に眺める作業です。感情と事実を切り離し、「何がダメだったか」という過去への問いから、「この経験をどう未来に活かすか」という前向きな問いへと、視点をシフトさせてくれるのです。
【実践編】お断りが怖くなくなる「婚活ノート」の書き方では、具体的に何を書けばいいのでしょうか。私が実践して最も効果があった5つの項目をご紹介します。ぜひ、あなたなりにアレンジしてみてください。
1. 基本情報(いつ、どこで、誰と)まずは事実を淡々と記録します。「〇月〇日、〇〇ホテルラウンジで、〇〇さんと」というように具体的に書くことで、後から見返したときに記憶が鮮明に蘇ります。これは、思考を整理するための準備運動です。
2. 嬉しかったこと・良かったこと(ポジティブスキャン)どんなに気乗りしないお見合いでも、必ず一つは「良かったこと」を見つける、と決めてみましょう。「お相手が笑顔で挨拶してくれた」「お店の紅茶が美味しかった」「新しい駅に行けて楽しかった」など、どんな些細なことでも構いません。
これは、物事の良い面に目を向ける脳のトレーニングになります。そして、「1時間、私のために時間を作ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを持つことで、心が少し温かくなるのを感じられるはずです。
3. 違和感があったこと・嫌だと感じたこと(価値観の発見)ここが、このノートの心臓部です。ただし、相手をジャッジするためではなく、自分の「心の声」を聞くために書きます。
例えば、
「店員さんへの態度が少し横柄で、嫌な気持ちになった」
→ 発見した自分の価値観:「私は、立場に関わらず誰にでも敬意を払える誠実な人を求めているんだな」
「私の趣味の話を『興味ない』と一蹴されて、悲しかった」
→ 発見した自分の価値観:「私は、自分の好きなものを一緒に大切にしようとしてくれる、共感性の高い関係を築きたいんだな」
「会話中、ずっと自分の話ばかりで疲れてしまった」
→ 発見した自分の価値観:「私は、お互いに会話のキャッチボールを楽しめる関係が心地よいと感じるんだな」
このように、「嫌だ」「合わない」というネガティブな感情は、**あなたが本当に大切にしたい価値観や、譲れないポイントを教えてくれる「内なるコンパス」**なのです。お断りの本当の理由は分からなくても、あなたが「合わない」と感じた理由は、ここに隠されています。
4. 総括・学び(未来へのアクションプラン)最後に、この出会い全体を通して、自分自身について学んだことをまとめます。
「初対面だと緊張して早口になりがちだと気づいた。次は一呼吸おいて話してみよう」
「相手から質問してもらえると、安心して話せることが分かった。だから、私ももっと相手に質問してみよう」
「沈黙が怖くてつい喋りすぎてしまう癖があるかも。次は、相手の話をじっくり聞くことを意識しよう」
これは、次のお見合いですぐに実践できる、あなただけの具体的なアクションプランになります。
5. 交際希望の有無(自分の意思の確認)最後に、あなた自身が「交際希望」なのか「お断り」なのかを、理由と共に記しておきます 6。これを続けることで、「相手からどう思われるか」ではなく、「自分がどうしたいか」という主体的な視点が育っていきます。
婚活ノートをつけ始めて起きた、驚きの変化
このノートをつけ始めてから、私の中で「お断り」の捉え方が180度変わりました。
お断りの連絡は、もはや「あなたには価値がありません」という不合格通知ではありません。それは、「今回は、お互いの価値観がマッチしませんでしたね」という、単なる事実報告に変わったのです 3。
むしろ、「私の価値観に合わない人が、早い段階で分かってラッキーだった。これでまた、本当に会うべき人に一歩近づいた!」とすら思えるようになりました 10。
ノートに自分の本音を書き出すことで、自分の「好き」「嫌い」「心地よい」「不快」が明確になり、自分という人間がくっきりと見えてきます。それは、ブレない自分軸を確立する作業であり、自己肯定感を着実に育てていくプロセスでした。
また、カウンセラーさんへの報告や相談も、格段に具体的になりました。「何となくダメでした」ではなく、「〇〇という場面で、私はこう感じました。これは、私が〇〇という価値観を大切にしているからだと思います」と伝えられるようになったのです。これにより、カウンセラーさんも、より的確なアドバイスや、私に合いそうなお相手を紹介しやすくなったと言ってくれました 11。
あなただけの「最強のカウンセラー」と共に
婚活は、時に孤独な戦いです。しかし、この「婚活ノート」は、どんな時もあなたの隣で話を聞き、あなた以上にあなたのことを理解し、次の一歩を一緒に考えてくれる、あなただけの「最強のカウンセラー」になってくれます。
お断りの理由に怯え、自分を責めてしまう夜は、もう終わりにしませんか?
まずは、お気に入りのノートとペンを用意するところから。騙されたと思って、今日のお見合いから、あるいは次のお見合いから、始めてみてください。
ノートに綴られる一つ一つの経験が、あなたを傷つけるものではなく、あなたを未来の幸せへと導く、かけがえのない道しるべになることを、心から願っています。