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結婚相談所 HAPPY「空を飛ぶ夢」-1

目次

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繰り返し見る夢

子供のころ空を飛ぶ夢をよく見た。スーパーマンスタイルで気持ちよく地面から飛び立つ。最強になった気分だ。町を歩く人々が小さく見える。そう思った習慣、気付くと地面がさっきよりも凄く近くにあることに気付く。地面はどんどん近づいてきて。最後には私のお腹をかすめる。

 

「あれ、おかしいな。もっと高く飛ばななきゃ。」

 

そう思っても体は地面をこするばかりでちっとも浮上しない。と思った瞬間布団の中で目が覚める。まだ辺りは暗い。

 

「魔女の宅急便」と同じだ。でも私がこの夢を見ていたいのは「魔女の宅急便」が上映されるよりずっと前の話だ。だから「魔女の宅急便」を初めて見たときに思った。

 

「宮崎駿、なぜ私の夢のことを知っているんだ。」

 

大人になって、この夢を見ることはなくなった。どうしてかは分からない。たまに見たいと思うことはあるが、見ない。ずっと大事にしてきたビックリマンチョコのシールが今どこにあるか分からないのと同じように、私にはその夢の取り出し方が分からない。

 

私が今も繰り返し見る夢が3つある。

    (設定は大学4年生)大学卒業間際で単位の数を数え直すとどうしても1単位足りない(この夢はそろそろ見なくなってきた)

    (設定は私が20代後半の頃)会社を辞めて大学に入り直す。そして全てを失う(これは私の潜在的な願望だと認識している。この話はいつか改めて話そう)

    (設定は結婚前)付き合っていた妻(当時は彼女)が別れようと言い出して、その後私は誰とも結婚できない。なんとかよりを戻そうと妻に連絡を取ろうと試みるが連絡が付かない。

 

最近一番見るのは③の夢だ。結婚相談所を始める前からよく見る。うなされて起きると妻が隣で寝ている。私は直ぐに妻を起こし、なんでそんなひどいことをするんだと怒る。妻はまた始まったと面倒くさそうにいう。

 

「ここにいるから大丈夫だよ。」

 

もう少し寝ていたいようだ。


しあわせな結婚相談所

何故こんな夢を繰り返し見るのかは分からない。自分が失うことを極度に恐れていることなのだろうか。しかし、失うことを恐れている中に、本当は失ってみたいという気持ちが少しあるのかもしれない。結婚しなかった人生。良い面もあるのだろう。隣の芝生は青く見えるものだ。

 

それでも私は結婚することができて良かった。恵まれていると思う。守りたいと思うものがあるのはしあわせなことだ。

 

そんな出会いのお手伝いをするこの仕事ができていることも大変しあわせなことだ。結婚相談所 HAPPYはしあわせな結婚相談所というサブタイトルを付けている。会員様がしあわせになるための結婚相談所ではない。しあわせな夫婦で運営している結婚相談所という意味だ。だから「しあわせな」結婚相談所なのだ。


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