簿記は、起業に関連する資格の1つとして有名です。しかし起業にあたって、絶対にとっておく必要があるかどうかは人によって考え方が異なります。そこで今回は、将来独立開業をお考えの方に役立つ簿記に関する知識をまとめました。現在は会社員として給料をもらっている方や、起業して間もない方はぜひ参考にしてください。
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起業・独立開業

簿記は、起業に関連する資格の1つとして有名です。しかし起業にあたって、絶対にとっておく必要があるかどうかは人によって考え方が異なります。そこで今回は、将来独立開業をお考えの方に役立つ簿記に関する知識をまとめました。現在は会社員として給料をもらっている方や、起業して間もない方はぜひ参考にしてください。
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目次

結論から言えば、簿記の資格を持っていなくても起業すること自体は可能です。しかし年に1回の納税の時には、簿記で勉強する内容である記帳作業をベースにして、税金の計算をする必要があります。そのため必要最小限の知識は抑えておくべきです。
簿記の資格で学ぶ内容は、簡単にいうと「会社や個人事業のお金のやり取りを記録する方法」です。ビジネスを運営していると、必ずお金のやりとりが発生します。この時、事業で使ったお金と得たお金の記録を帳簿に記入していきますが、そのための一連のルールを簿記の資格で学ぶことが可能です。
家庭でのお金の収支は家計簿に記録していきますが、会社でのお金の収支は国が定めた一定のルールにしたがって行う必要があります。事業で発生した収益の金額にもとづいて収めるべき税金額が決定されるため、不正な処理で脱税できないような細かい記帳方法が定められているのです。
起業した会社のお金の流れを管理し、経営状態をわかりやすく管理できる簿記ですが、内容が分からなくても起業すること自体は可能です。フリーランスとして独立する場合や、株式会社や合同会社などを設立する場合のいずれでも、資格などは一切不要で起業できます。
経営者本人が簿記の知識がまったくない場合は、記帳や納税に関する事務処理やさまざまな手続きを税理士に丸投げするのも1つの方法です。ただし税理士への依頼にはそれ相応のコストがかかってきますので、フリーランスなどで売上が少ない人は自分で簿記を勉強する方がよい場合もあります。
主に税金の算出のために作り出された簿記というシステムですが、経営に役立つ側面もあります。簿記によって記帳をしていくと、会社の財務状況が一目瞭然でわかるようになるため、事業を運営していくための指標として有益です。
自分では頑張って経営をしているつもりでも、実際に発生している収益を見てみたら思うように稼げていないということもあり得ます。そのような時、毎月の帳簿付けによって会社のキャッシュフローをしっかり把握できていれば、早めの軌道修正が可能です。
簿記検定には、日商簿記、全経簿記、全商簿記の3種類があります。本記事では、認知度が高い日商簿記検定について述べていきます。
日商簿記検定は、日本商工会議所と各地の商工会議所が主催する簿記に関する検定で、1級から3級と「簿記初級」があります。

日商簿記検定は、それぞれの級で学ぶ内容や難易度が異なり、自分に合った簿記の知識を身につけることが大切です。以下では、簿記の3級、2級、1級のそれぞれがどのような人に役立つかをご紹介します。
まず個人事業主やフリーランスの方、法人でもしばらくは1人社長としてやっていこうと考えている方は、簿記3級で学ぶ知識が役立ちます。
簿記3級の試験科目は「商業簿記」と呼ばれるもので、企業経理の基本的な考え方を学ぶことが可能です。またその年に支払う税金の金額を算出する確定申告という作業に必要な知識がすべて学べます。
簿記の方法は、家庭で作成する家計簿などとは異なり少し複雑です。しかしこの複雑なフォーマットで確定申告を行うことで、税金が少なくなる控除が受けられるメリットもあります。個人事業主や1人社長として小規模なビジネスからスタートする方は、まずは簿記3級で学べる知識を身につけるのがオススメです。
大規模な組織を運営したり、複雑なお金のやり取りに関する経理知識を身に付けたいという人には、簿記2級の知識が役立ちます。簿記2級の内容は簿記3級の内容よりも難しく、科目も商業簿記に加えて工業簿記が追加されるのが特徴です。資格試験の合格率も、簿記3級が45%なのに対して、簿記2級は15%前後と難しくなっています。
簿記2級の内容では、財務諸表を作成するための知識に加えて、作成された財務諸表から経営状態を読み取るスキルも身につけることが可能です。より高度な経営管理を求める方は簿記2級の知識まで学んでみてください。
簿記1級では、簿記3級、簿記2級と比べてさらに高難易度の知識が出題されます。簿記1級は会社経営者のための資格というよりも、公認会計士や税理士といった経理関係専門の職業に就く人のための資格です。そのため会社経営者のほとんどにとっては、オーバースペックな内容となっています。
扱われる科目も、商業簿記、工業簿記に加えて、会計学や原価計算といったものまで幅広いです。会計基準や会社法などの法律に関する深い知識が問われる内容となっています。

最後に簿記検定のために、勉強をする場合の勉強方法について解説します。簿記の知識がどのようなものかとりあえず知りたいという人から、本格的に勉強して資格を取りたいという人まで役立つ勉強方法をまとめました。
最近では、わかりやすい簿記の本がたくさん出版されています。資格取得を前提としたしっかりしたテキストから、時間のない経営者のために必要最小限の知識だけを抜粋したものまでさまざまです。まずは簡単なテキストを1冊買って概要をつかんだ後、本格的に学習する場合は資格取得用の教材へと進むようにしましょう。
簿記資格を取得するための学校やセミナー、勉強会などが開催されています。生活範囲の近くに通いやすいところがあれば、そうした場を活用するのも有効です。本で自学自習する方法だとなかなか勉強が進められないという方は、セミナーや勉強会を活用してみましょう。
確定申告に必要な知識を身につけることが目的であれば、実際に資格試験を受験して合格する必要はありません。しかしきちんとした形として合格の証明が欲しいという方は、日商簿記のテストが行われる日程を踏まえた上で、学習計画を立てるようにしましょう。
簿記3級や2級の資格試験は、6月、11月、12月の3回開催されています。いつの試験を受けるかを決め、ムリのない学習計画を立てていってください。
起業には特別な資格がいらないため、簿記検定の受検は必須ではありません。まずは起業に必要な最低限の知識をおさえたいという人は、簿記3級の知識を学んでおけば充分です。
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