起業・独立開業

起業・独立開業 2026.04.13

居酒屋を開業するには?脱サラ・フランチャイズの費用・失敗事例・流れを解説

居酒屋を開業するには?脱サラ・フランチャイズの費用・失敗事例・流れを解説

「脱サラして念願の居酒屋を開きたい」「居酒屋のフランチャイズ(FC)に加盟して独立したい」という声は、飲食系の開業相談の中でも特に多い業種の一つです。

一方で「脱サラして居酒屋を始めたが失敗した」という事例も後を絶たず、居酒屋は飲食業の中でも廃業リスクが高い業態として知られています。

この記事では、居酒屋の開業に必要な費用の目安と内訳、独立とフランチャイズの比較、脱サラ居酒屋の失敗に共通するパターン、資格・許認可のポイントを整理します。

「開業前に知っておくべき現実」を含めて、具体的に比較・判断できる材料をまとめています。

自分に合った開業の形を見極めるために、ぜひ参考にしてください。

居酒屋の業態と選択肢:業態の特徴と開業形態の整理

居酒屋の開業を検討する際、まず「どの業態・スタイルで開業するか」を整理しておく必要があります。

総合型居酒屋
料理・ドリンクともに幅広く提供する最も一般的な業態。
専門特化型居酒屋
焼き鳥・海鮮・ホルモン・地酒など特定のカテゴリに特化した業態。
小規模・一人飲み対応型
カウンター中心の10〜20席規模で、一人客や少人数をターゲットにした業態。
立ち飲み型
立ち飲みスタイルで低価格・短時間滞在の顧客をターゲットにする業態。
インバウンド対応型
訪日外国人を主要ターゲットとし、英語・多言語メニュー・日本酒セレクション・体験型コンテンツを組み合わせた業態。

独立とフランチャイズのどちらが向くかは、次のセクションで整理します。

居酒屋の開業スタイル:独立かフランチャイズか

居酒屋の開業で独立とフランチャイズを比較するとき、「何で差別化するか」を先に定めることが、業態選択と収益設計の出発点になります。

居酒屋はFCチェーンが一定数存在しますが、個人経営の独立店が市場の大半を占める業種でもあります。

独立(非FC)の特徴

居酒屋を独立開業する場合の最大の特徴は、コンセプト・メニュー・価格帯・内装・営業スタイルをすべて自由に設計できる点です。

地域の常連客を育てやすく、オーナー自身の個性と料理へのこだわりが直接ブランドになります。

その分、仕入れ先の開拓・メニュー開発・集客・シフト管理・確定申告まで、すべてを自己対応する必要があります。

特に開業初期の集客構築が収益の分岐点になります。

フランチャイズ(FC)の特徴

居酒屋のフランチャイズで特に価値が出やすいのは、開業初日から使えるブランド認知と食材調達の仕組みです。

大手居酒屋FCチェーンは食材の一括仕入れによるコスト削減・メニュー開発・POSシステム・スタッフ研修の仕組みが整備されており、飲食業未経験からの開業事例も多くあります。

予約サイトへの掲載・Web広告など集客インフラを本部が担うケースもあります。

一方、ロイヤリティの支払いが固定費として発生し、メニュー・内装・食材仕入れが本部指定になるため、独自の世界観を打ち出しにくい側面があります。

オーナーとしての裁量より「本部の指示に従う」比重が大きくなるケースもあります。

居酒屋開業における独立とフランチャイズの考え方

観点 独立が向くケース FC加盟が向くケース
コンセプト 独自の世界観・メニューで勝負したい 標準メニューで早期に品質を安定させたい
集客基盤 SNS・口コミ・地域密着で集客できる ブランド認知・Web集客を本部に補いたい
飲食経験 飲食業・調理の経験・人脈がある 未経験でノウハウと仕組みを活用したい
規模感 小規模・一人経営から始めたい 複数スタッフ体制で安定運営したい

FCが提供するのはオペレーションの型や調達の仕組みであり、接客の質・厨房の衛生管理・スタッフのシフト管理はFC加盟後もオーナー自身が実践する必要があります。

「加盟すれば経営できる」という認識は危険で、居酒屋経営に必要な体力・コミュニケーション力・数字管理はFC加盟の有無にかかわらず必要です。

居酒屋開業の基本的な流れ

居酒屋の開業で工程が重くなりやすいのは、物件確保・内装工事・許認可申請の並行進行です。

深夜営業を行う場合は警察署への届出も必要で、内装完成から開業まで申請処理を含めた日程調整が必要になります。

独立で開業する場合

  1. コンセプト・ターゲット・価格帯の設計 ─ 業態(総合型・専門特化型・小規模型等)とターゲット客層を先に決める
  2. 資金計画・融資の検討 ─ 内装・設備・物件費の見積もりをもとに日本政策金融公庫等へ相談
  3. 物件選定 ─ 立地(繁華街・駅近・住宅街)・坪数・業態に合った物件を探す
  4. 内装工事・設備導入 ─ 厨房設備・冷蔵設備・テーブル・照明・音響を手配
  5. 食品衛生責任者の取得 ─ 1日講習で取得可能(各都道府県の食品衛生協会が主催)
  6. 保健所へ飲食店営業許可申請
  7. 深夜酒類提供飲食店営業開始届出(0時以降の営業の場合) ─ 管轄の警察署へ届出
  8. 仕入れルートの確保 ─ 食材・酒類の仕入れ先を確定
  9. 集客準備 ─ 食べログ・ホットペッパーグルメ・SNSアカウントの整備
  10. プレオープン・開業

居酒屋開業に必要な資格・許認可については、後で詳しく解説します。

フランチャイズで開業する場合

  1. 複数FCチェーンの情報収集・比較
  2. 説明会・個別面談への参加 ─ 研修内容・食材調達・集客サポートの詳細を確認
  3. 物件候補の選定・本部審査 ─ 本部指定の立地要件・面積を満たす物件を探す
  4. 保健所申請・届出の準備 ─ FC本部がサポートを提供するケースもある
  5. 契約条件の精査 ─ ロイヤリティ算定方式・解約条件・競業避止を確認(専門家への相談を推奨)
  6. 契約締結
  7. 研修受講 ─ 調理・接客・店舗管理・POS操作の研修(期間・費用負担はチェーンによる)
  8. 内装工事・設備導入(本部仕様に沿って進める)
  9. 開業

FC加盟の場合も、各種許認可の申請はオーナー自身が行う必要があります。

本部が許可を代行することはできません。

準備工程でつまずきやすいポイント

物件選定は居酒屋開業で最も時間がかかりやすい工程です。

居酒屋向けの物件は厨房の換気・グリストラップ・電気容量・排水に対応した設備が必要なため、一般的なテナントより選択肢が限られます。

居抜き物件(前テナントの内装・設備をそのまま使える物件)を活用すると内装費を大幅に抑えられますが、前の店のイメージが残る点を考慮した上で判断する必要があります。

内装工事は遅延が生じやすいため、開業予定日に対して余裕をもったスケジュールを組むことが重要です。

スタッフ採用は内装工事と並行して早期から始めてください。

居酒屋の開業資金はいくら?

居酒屋の開業資金は、立地・規模・業態・内装のこだわりの度合い・FC加盟の有無によって大きく変わります。

日本政策金融公庫「2024年度新規開業実態調査」によると、業種を限定しない開業資金の中央値は580万円(平均985万円)です。

居酒屋は内装にこだわるほど費用が大きくなりやすく、繁華街・駅近の立地では保証金・礼金だけで数百万円になるケースもあります。

J-Net21「居酒屋」(独立行政法人中小企業基盤整備機構、2024年8月更新)では、居酒屋の開業として、30〜40坪・24席程度を前提としたモデルが示されており、内装・設備に多くのコストが必要な業態であることが示されています。

費用を左右する主な要因は、物件の立地と坪数(繁華街は家賃・保証金が高い)、内装のこだわり度(居抜き活用で大幅圧縮可)、厨房設備の規模(鉄板・ガス設備・冷蔵設備等)、FC加盟の場合の加盟金・保証金です。

開業形態別の初期費用の目安は以下のとおりです。

出典:日本政策金融公庫「2024年度新規開業実態調査」J-Net21「居酒屋」(独立行政法人中小企業基盤整備機構、2024年8月更新)

小規模独立型(居抜き活用・10〜15坪・カウンター中心)
300〜700万円
標準規模独立型(新規内装・20〜40坪・20〜40席)
800〜2,000万円
居酒屋フランチャイズ加盟(標準モデル)
700〜2,000万円(チェーン・規模による)

居酒屋は「居抜き物件の活用」が初期費用の最大の圧縮策になります。

前テナントが飲食店だった物件では、厨房設備・換気・グリストラップが既設のため、内装工事費を数百万円単位で削減できるケースがあります。

ただし厨房設備の老朽化・レイアウトの合否を確認してから判断することが重要です。

居酒屋開業の初期費用・ランニングコスト内訳

以下に、標準規模独立型(テナント型・25〜35坪・20〜30席)を基準とした費用の目安を項目別に整理します。

居抜き物件活用型・FC加盟型は費用構造が異なります。

J-Net21「居酒屋」(独立行政法人中小企業基盤整備機構、2024年8月更新)が示す参考モデルも合わせてご確認ください。

初期費用の項目例

費用カテゴリ 主な内容 目安金額(標準規模独立型)
物件取得費 保証金・礼金・仲介手数料(繁華街は家賃の6〜12ヶ月分が目安) 100〜400万円
内装・改装工事費 厨房・客席・照明・音響・トイレ(居抜きで大幅削減可) 200〜700万円
厨房設備 コンロ・グリル・冷蔵設備・食洗機・換気設備 100〜300万円
食器・備品・什器 グラス・食器・テーブル・椅子・酒類陳列棚 30〜80万円
POSレジ・予約管理システム 売上管理・テーブル管理・予約受付 10〜30万円
FC加盟金・保証金 FC加盟の場合のみ 100〜400万円(チェーンによる)
看板・サイン工事 外観・エントランスの表示・のれん 10〜40万円
開業前広告・集客費 食べログ・ホットペッパーグルメ初期登録・SNS整備 10〜30万円
予備費 工事費超過・設備追加への備え(総額の10%目安) 30〜80万円

※居抜き物件を活用した場合、内装・厨房設備費を合わせて200〜400万円程度に抑えられるケースがあります。

ただし前テナントの設備状態の確認と、保健所の設備基準を満たしているかの事前確認が必要です。

出典:日本政策金融公庫「2024年度新規開業実態調査」J-Net21「居酒屋」(独立行政法人中小企業基盤整備機構、2024年8月更新)

ランニングコストの項目例

費用カテゴリ 主な内容 目安金額
家賃・賃借料 店舗スペース(繁華街は高め) 15〜40万円/月
食材費(原材料費) 料理食材・消耗品(売上の25〜35%が目安) 売上比率による
ドリンク原価(酒類) ビール・日本酒・焼酎・ソフトドリンク(売上の20〜30%が目安) 売上比率による
人件費 ホール・厨房スタッフの給与(売上の25〜35%が目安) 最大の変動費
ロイヤリティ FC加盟の場合のみ(売上の3〜8%または固定型) チェーンによる
光熱費 電気・ガス・水道 5〜15万円/月
予約サイト掲載料 食べログ・ホットペッパーグルメ等の掲載費 3〜15万円/月
消耗品費 おしぼり・割り箸・ナプキン・清掃用品 1〜3万円/月
保険料 食品賠償保険・施設損害保険 0.5〜1万円/月

居酒屋の収益管理ではFL比率(Food cost+Labor cost:食材費と人件費の合計が売上に占める割合)が最重要指標です。

FL比率60%以内を維持できるかが収益の分岐点とされており、これを超えると固定費(家賃・光熱費等)を賄えなくなるリスクが高まります。

ドリンク(酒類)の原価率は料理より低く抑えやすいため、ドリンクの売上比率を高めることでFL比率を改善できます。

たとえば月売上200万円・食材費25%(50万円)・人件費30%(60万円)のFL比率55%の店舗であれば、家賃・光熱費・掲載料等の固定費45〜60万円を差し引いた後に手残りが生まれる計算になります。

J-Net21「居酒屋」(独立行政法人中小企業基盤整備機構、2024年8月更新)では、飲酒を伴う外食の1回あたりの支払額は4,127円、単価5,000円以上の比率は23%(2023年が過去10年で最も高い)と指摘しており、「外食の機会食化」(たまに行くなら本格的な体験を求める傾向)による客単価上昇が業界のトレンドとなっています。

客単価設定は開業前の収益計画で慎重に検討してください。

なお日本政策金融公庫「2024年度新規開業実態調査」では、開業時の資金調達額の平均は1,197万円で、うち金融機関等からの借り入れが65.2%(平均780万円)を占めています。

居酒屋においても内装・設備・運転資金の調達に公庫融資を活用するケースは多く、事業計画書の作成と早めの相談が有効です。

居酒屋開業で見落としやすい費用

深夜営業の人件費(深夜割増賃金)
0時以降の営業には法定の深夜割増賃金(25%増)が発生するコスト。
予約サイトの掲載費
食べログ・ホットペッパーグルメへの掲載費(プランによって月3〜15万円程度)の継続的な費用。
酒類廃棄ロスコスト
生ビールの残液・開封した日本酒・余ったハーフボトルワインなどの廃棄により発生するコスト。
集客の閑散期対応コスト
居酒屋は平日と週末・月初と月末・季節によって客足が大きく変動するため、閑散期の売上低下を見越した運転資金。
デジタル化ツールの月額費用
セルフオーダーシステム・キャッシュレス決済・スタッフ管理システムなどの月額費用で、個別に小さくても積み上がるコスト。

居酒屋開業に必要な資格・許認可

居酒屋開業に必要な資格・許認可は、提供するサービスの内容と営業時間によって異なります。

特に深夜営業に関する届出は見落としやすい重要な手続きです。

必須の資格・許認可

食品衛生責任者
飲食店を運営するために1名以上の設置が必要で、各都道府県の食品衛生協会が主催する1日(約6時間)の講習受講で取得できる。
飲食店営業許可
居酒屋として料理・ドリンクを提供するには管轄の保健所への申請が必要。厨房設備の配置・手洗い設備・換気・グリストラップ等が食品衛生法の基準を満たしていることが条件で、設計段階から保健所への事前相談が必要。
HACCPに沿った衛生管理
2021年6月より食品事業者全般に義務付けられている衛生管理の仕組みで、小規模事業者向けの簡略化された手引きが厚生労働省から公開されている。

深夜営業・酒類提供に関する届出

深夜酒類提供飲食店営業開始届出
深夜0時から翌朝6時までの時間帯に客にアルコール飲料を提供して飲食させる場合、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に基づき、管轄の警察署(公安委員会宛て)への届出が必要。届出なしに深夜にアルコールを提供することは違法となる。
防火管理者の選任
収容人数30人以上の施設は防火管理者の選任が必要(消防法第8条)。居酒屋は収容人数が30人を超えるケースが多いため、管轄消防署への確認が必要。
深夜営業に関する自治体条例への対応
一部の自治体・地域では深夜営業に関して独自の条例規制がある場合があり、管轄の警察署または自治体窓口への事前確認が必要。

居酒屋のフランチャイズ:契約条件と費用の見方

居酒屋のフランチャイズを比較・検討するためのチェックポイントと情報収集の手順を整理します。

契約条件・費用のチェックポイント

費用・収益構造
加盟金は業界標準で100〜400万円で、保証金(返還条件の確認が必要)や研修費(20〜60万円程度)が別途発生するチェーンもあります。

ロイヤリティは売上の3〜8%または固定型のケースが多く、実質負担の比較には想定売上でのシミュレーションが必要です。

食材・酒類の仕入れが本部指定になる場合、外部仕入れとの価格差が原価率に影響します。

出典:日本フランチャイズチェーン協会(JFA)公開情報

FL比率の確認
本部が提示する収益モデルのFL比率(食材費+人件費の対売上比率)が60%以内で設計されているかを確認してください。

FL比率が60%を超える収益モデルでは、家賃・ロイヤリティ・光熱費等の固定費を賄った後の手残りが極めて薄くなります。

インバウンド対応のサポート
J-Net21「居酒屋」(独立行政法人中小企業基盤整備機構、2024年8月更新)では、訪日外国人の期待上位に「日本食を食べること」「日本の酒を飲むこと」が挙がっており、居酒屋のインバウンド需要が高まっています。

本部が多言語メニュー・決済対応・予約サイト対応のサポートを提供しているかも確認ポイントになります。

契約期間・解約
自動更新の有無と中途解約時の違約金の算定方式、そして契約終了後の競業避止条項の期間・範囲を必ず精査してください。

競業避止は同業種での独立や他FC加盟に制限がかかるため、将来の選択肢に大きく影響します。

契約書の解釈は弁護士や中小企業診断士に確認することを推奨します。

情報収集の手順

  1. 各チェーンの公式加盟店募集ページ・説明会資料を入手する
  2. 説明会・個別面談に参加し、研修内容・食材調達・FL比率・集客サポートの詳細を直接確認する
  3. 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の公開情報を参照する
  4. 既存加盟店オーナーの公開インタビュー・SNS発信を参考に現場の実態を把握する
  5. 弁護士・中小企業診断士に契約書を確認してもらう(特に競業避止・解約条件・ロイヤリティ算定の解釈)

居酒屋開業のやりがい

居酒屋の開業は、人と人がつながる「場」を作るという体験価値を提供できる点が大きなやりがいになります。

常連客との関係が育ちやすく、お客様が「また来た」と言って帰る姿がそのまま経営の手応えになる業種です。

料理・ドリンク・空間・接客を組み合わせた世界観づくりに裁量があり、オーナーの個性が店の個性になる点は独立居酒屋ならではの醍醐味です。

J-Net21「居酒屋」(独立行政法人中小企業基盤整備機構、2024年8月更新)が示すように、近年は「外食の機会食化」による客単価の上昇傾向(飲酒を伴う外食の1回あたり支払額4,127円、2023年が過去10年で最高)と、訪日外国人の増加というインバウンド需要の拡大が業界の追い風になっています。

こうした環境変化を捉えた差別化戦略が実を結んだとき、居酒屋経営ならではの達成感を得られる業種です。

居酒屋開業のよくある失敗とリスク

居酒屋の「脱サラ失敗」に共通するパターンを整理します。

いずれも開業前の計画段階で対策できるものです。

FL比率の管理不足による慢性赤字
売上は立っているのに手残りがないという状態の多くは、FL比率が60%を超えていることが原因です。

食材費と人件費を別々ではなく合計で管理し、月次でFL比率を確認する習慣を開業初日から持ってください。

「お客様が来てくれるはず」という集客の過信
開業すれば自然に客が来るという前提で広告・集客への投資を怠ったために、開業1〜2ヶ月で閑古鳥が鳴くケースがあります。

開業前から予約サイト登録・SNS発信・近隣への挨拶回りを開始し、開業当日から集客できる状態を作っておくことを推奨します。

立地の選択ミスによる売上不振
居酒屋は夜の集客が主体のため、夜間に人通りが少ない立地では致命的になります。

開業検討中の物件は平日夜・週末夜の人通りを実際に確認し、競合店の混み具合も調査してください。

宴会需要への過度な依存
コロナ禍以降、大人数の宴会需要は以前の水準に戻っていません。

宴会ありきの席数・予約前提の収益計画は危険で、少人数・一人飲み・少量多品種注文での収益が成立するかを先に設計してください。

深夜営業の届出漏れ
0時以降にアルコールを提供するにもかかわらず深夜酒類提供飲食店営業開始届出を行っていないケースがあります。

風俗営業等規制法違反となるため、開業前に必ず管轄警察署へ確認・届出を行ってください。

運転資金の枯渇(黒字倒産リスク)
売上は伸びているのに現金が不足するケースがあります。

居酒屋はクレジットカード決済が増えると入金タイミングが遅れる一方、仕入れ代金・家賃・人件費は現金払いが先行するため、2〜3ヶ月分の運転資金を手元に確保したまま経営することが重要です。

【参考】開業業種を比較検討中の方へ:居酒屋と結婚相談所の違い

居酒屋と結婚相談所は、開業の性質がいくつかの点で対照的です。

初期費用・設備
居酒屋(標準規模独立型)の初期費用は800〜2,000万円が目安で、内装・厨房設備・繁華街の物件取得費への投資が必要です。

居抜き物件を活用すれば300〜700万円程度に抑えられるケースもありますが、いずれも相応の設備投資が必要な業態です。

一方、結婚相談所をフランチャイズで開業する場合、専用の調理設備・在庫が不要で、初期費用の構造がシンプルになりやすい傾向があります。

在庫・廃棄リスク
居酒屋は食材・酒類の在庫を持ち、廃棄ロスが原価率に直結します。

特に生鮮食材・生ビール・開封した酒類の廃棄は利益を圧迫する要因となるため、仕入れ量の管理とメニュー設計が重要です。

結婚相談所には在庫・廃棄リスクがなく、主なコストは人件費とシステム利用料が中心です。

運営負荷・時間拘束
居酒屋は夕方から深夜にかけての営業が主体で、週末・年末年始・歓送迎会シーズンに業務が集中します。

スタッフのシフト管理・採用・深夜勤務の対応が日常業務となり、オーナー自身が厨房またはホールに立つ時間的拘束が大きい業態です。

結婚相談所は、相談・面談業務の時間をある程度自分でコントロールしやすい傾向があります。

集客チャネル・差別化
居酒屋は食べログ・ホットペッパーグルメ・SNS・口コミが主要な集客チャネルです。

立地の集客力に加えて、料理・空間・接客の総合的な評価が口コミとリピートに直結します。

結婚相談所のFC加盟では、本部の会員データベース・成婚システムへのアクセスが集客基盤になります。

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