独立起業する際、どの業種でビジネスを始めるかが大切です。世の中には様々な業種がありますが、サラリーマンから独立しやすいものと、経営の初心者では成功するのが難しい業種があります。
そこで今回は、起業しやすい業種やその条件について、統計データも踏まえながら確認していきましょう。
起業・独立開業について
【独立開業者のための支援ブログ】
独立起業する際、どの業種でビジネスを始めるかが大切です。世の中には様々な業種がありますが、サラリーマンから独立しやすいものと、経営の初心者では成功するのが難しい業種があります。
そこで今回は、起業しやすい業種やその条件について、統計データも踏まえながら確認していきましょう。
中小企業庁が公開している起業に関する統計データ
(http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h23/h23/html/k311100.html)によると、国内で新たに開業される事業には業種の偏りがあります。他業種と比べて開業率が高いのは、情報通信業、医療・福祉、飲食店・宿泊業などです。次いで金融・保険業が多くなっています。
以下では、統計的に開業率の高い3つの業種について、特徴や開業しやすい理由をまとめました。
「情報通信業」には、携帯電話やインターネットの通信事業や放送事業も含まれますが、これに加えて情報サービス業や映像・音声・文字情報制作も含まれています。
ネットとパソコンがあれば一人でも仕事が完結できる制作系の仕事が増えたことが、情報通信業の開業率が高い要因の一つです。すでに制作系の企業に勤務していて、技術やスキルが高まっている人が個人で独立開業するケースもあります。
また、他業種からであっても制作スキルを学んで独立開業することも可能です。在庫や設備投資が不要なことが、情報通信業で開業しやすい理由となっています。
開業率が2番目に高いのが、医療・福祉分野の業種です。この分野には、介護施設や在宅ケアの仕事などが含まれます。この分野はスキルや人材、専門知識が必要なほか、車や店舗などの設備投資も必要なため、個人が独立開業するのは難しいです。
しかし、高齢化が進む現在の日本では、この分野のニーズが高まっているため、すでに資金力がある企業がこの分野に進むケースが増えています。結果的に、全体として開業率が高い業種となっているのが特徴です。
飲食店・宿泊業は、開業率が3番目に高い業種となっています。飲食店の場合、ファミリーレストランなどの外食産業でフランチャイズ加盟店の募集なども多く、個人がビジネスオーナーとして独立しやすい環境が整っているのが特徴です。
宿泊業については、2020年に控えるオリンピックに向けての東京周辺地域での宿泊施設の増加や、海外観光客をターゲットとした宿泊施設などが盛り上がっています。ただし、宿泊業の開業は不動産や土地といった資産がなければ始められないため、初心者が一人で始めるのには向かない業種です。
サラリーマンから独立して開業する時に、成功する可能性が高い業種には共通した条件があります。以下の3つの条件のうち、できる限り多くを満たしている業種であれば、少ないリスクで起業できる可能性が高いです。
起業しやすい業種が満たしている1つ目の条件として、「在庫や初期投資が不要なこと」が挙げられます。起業する時には、資金力が十分にないため、最初からたくさんのコストをかけるわけにはいきません。そのため、初期投資ができるだけ少ない業種がおすすめです。
また、ビジネスを始めるのに在庫を抱える必要がある場合、売れなかったときに負債になってしまうことや、在庫を管理するスペースや手間といったコストも発生します。在庫を持つ必要がなく、初期コストも安いビジネスで独立することが大切です。
起業しやすい業種が満たしている2つ目の条件として、「どこにいても仕事ができるかどうか?」が挙げられます。場所に縛られないビジネスであるほど自由度が高く、本業を続けるのと同時進行で副業としてスタートできる可能性も高いです。
たとえば、コンサルティングやカウンセリング、コーチングといったアドバイスを提供する業種であっても、対面で行う場合とオンラインで行う場合の2つの方法が考えられます。対面の場合は直接会うため信頼性が高いというメリットもありますが、一方で移動時間や商圏エリアといった点で制限があるのが特徴です。一方、オンラインであれば、場所や移動時間の縛りが少なくなります。
在宅で起業できる業種であれば、主婦の方や育児をしながらでも仕事が可能です。また、本業が忙しいサラリーマンの方でも、自宅に居ながらビジネスをスタートできます。
起業しやすい業種が満たしている3つ目の条件として、「市場のニーズが高まっているかどうか」が挙げられます。せっかく起業しても、その商品やサービスを必要としている人が見つからなければ売上を立てることはできません。
そのため、できるだけ市場のニーズが高まっている業種で独立開業するのがおすすめです。例えば、英語学習や福祉系の資格取得などは、時代のニーズに合っています。自分が始めようとするビジネスで、顧客になる人が多いかどうかを確認することが大切です。
最後に、起業に成功しやすい業種の例を具体的にご紹介します。以下に挙げる業種以外にも、個人で独立開業できるビジネスはたくさんありますが、まずは下記の例を参考にしてビジネスアイデアを企画してみてください。
コンサルティングやコーチング業は、初期コストがかからず、在庫や場所にも縛られない点で起業に有利な業種です。また、コンサルティングやコーチングビジネスでは資格がない人でも始められるのもメリットとなっています。
どんな分野の悩みを解決するかは、自身の得意分野やスキル、経験によって異なりますが、資格取得サポートや英会話学習、心理的な悩みや恋愛に関するカウンセリングといった分野は市場のニーズも高いです。
スカイプなどのオンライン通話ツールを使えば、自宅に居ながらでもサービスを提供できます。必要な設備はパソコンとネット環境だけですので、本業の傍ら始めることも可能です。
結婚相談所も、市場のニーズが高まっている業種の一つです。また、売れ残りの在庫を抱えたりする心配もありません。さらに、施設や不動産のリソースがなくても、カフェやレンタルスペースを使ってサービス提供ができます。
仕事が忙しいなど、出会いの機会がない人はたくさんいるため、人気の高い結婚相談所を開業できれば安定的に売上を上げることが可能です。特殊な技術や資格がなくても始められる点もメリットとなっています。
もし、英文の翻訳やデザイン制作、プログラムやアプリの開発といったスキルを持っているなら、制作系の業種で起業するのもおすすめです。制作系のビジネスも、初期投資が不要で時間や場所に縛られず活躍できる業種の一つとなっています。
また、受注が増えてくれば将来的に従業員を雇用して、会社の規模を成長させることもできるでしょう。統計データからも情報通信業での開業が増えていますので、市場のニーズが高いといえます。
今回は、起業しやすい業種について、統計データを参考にしながら解説しました。今回お伝えした情報をもとに、起業のための第一歩を踏み出していただければ幸いです。
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