主婦が副業を始めるメリット
副業を始める主婦が増えている背景には、収入面だけでない理由があります。家事や育児が生活の中心になるなかで、自分の時間や役割を持つことの価値に気付く方が多いのです。ここでは5つのメリットを紹介します。
スキマ時間を有効活用できる
主婦の1日には、まとまった時間はなくても、細切れの空き時間が意外と存在します。
・子どものお昼寝中の30分
・幼稚園・学校へ送り出したあとの1時間
・習い事の送迎の待ち時間
・洗濯機を回している間の15分
・家族が寝たあとの30分
こうした時間は、これまで「何かを始めるには短すぎる」と見過ごされてきました。しかし、在宅でできる副業の多くは、この細切れ時間で少しずつ進められます。
1日30分でも、1ヵ月続ければ15時間になります。まとまった時間を確保できないことは、副業を始められない理由にはなりません。
自分のお小遣いや家計の足しになる
自由に使えるお金があることは、想像以上に生活を軽くします。
家計から出すには少しためらう美容院や洋服、友人とのランチ。自分で稼いだお金であれば、気兼ねなく使えます。「家族のために使うお金」と「自分のために使えるお金」がわかれているだけで、日々の気持ちが変わります。
また、物価の上昇や教育費の負担が重くなるなかで、月に数万円の収入があるだけで家計の余裕はかなり変わります。急な出費があっても慌てずに済む、教育費の積み立てを増やせる、といった安心感につながります。
社会とのつながりや達成感を得られる
家庭にいる時間が長くなると、家族以外との接点が少なくなりがちです。会話の相手が子どもと配偶者だけという日が続くと、社会から切り離されたような感覚を覚える方もいます。
副業を始めると、顧客との関わりが生まれます。納品した仕事に「ありがとうございます」「助かりました」と言われる経験は、家庭のなかではなかなか得られないものです。
自分の行動が誰かの役に立ち、その対価として収入を得る。この循環があることで、日々に手応えが生まれます。金額の大小以上に、この達成感を求めて副業を続ける方は少なくありません。
スキルアップして自分に自信がつく
副業を通じて新しい知識やスキルを身につけると、自分の可能性が広がっていく感覚が得られます。
例えば、Webライターとして記事を書くうちに情報の調べ方や伝え方が上達する、SNS運用を通じてマーケティングの考え方が身につく、といった変化です。
こうしたスキルは、将来の選択肢にも直結します。子育てが一段落したあとに再就職を考えるとき、ブランク期間があっても「この期間、こんな仕事をしていました」と示せることは大きな強みになります。
「自分には何もない」と感じていた方が、副業を通じて自信を取り戻すケースは非常に多く見られます。
人間関係のストレスなく在宅で働ける
外に働きに出る場合、業務そのもの以外の負担が発生します。通勤時間、職場の人間関係、シフトの調整。特に小さなお子さんがいる場合、急な発熱で休むたびに気を遣うことになります。
在宅の副業であれば、これらの負担がありません。作業する場所は自宅、やり取りは基本的にメッセージやメール、稼働時間は自分で決められます。
もちろん、納期を守る責任や丁寧なコミュニケーションは必要です。ただ、毎日決まった時間に決まった場所へ行き、決まった方たちと過ごすことによるストレスからは解放されます。自分のペースを保ちながら働きたい方にとって、大きな利点です。
主婦におすすめの副業12選
ここからは、主婦に人気の副業を3つのタイプに分けて12個紹介します。「まず試してみたい」のか、「スキルを身につけたい」のか、「人と関わりたい」のか。目的に合わせて選んでみてください。
| タイプ |
副業 |
必要なもの |
収入の積み上がり方 |
| 未経験でも手軽 |
ポイ活・アンケートモニター |
スマートフォン |
都度発生 |
| フリマアプリ・不用品販売 |
スマートフォン |
都度発生 |
| データ入力・文字起こし |
パソコン |
都度発生 |
| ハンドメイド制作・販売 |
材料・撮影用の備品 |
都度発生 |
| スキルが身につく |
Webライター |
パソコン |
単価が上がる |
| Webデザイン・動画編集 |
パソコン・編集ソフト |
単価が上がる |
| SNS運用代行 |
パソコン・スマートフォン |
月額契約で積み上がる |
| オンライン秘書・事務代行 |
パソコン |
月額契約で積み上がる |
| 人と関わる |
結婚相談所 |
パソコン・スマートフォン |
月会費で積み上がる |
| オンライン英会話講師 |
パソコン・Web会議ツール |
継続受講で積み上がる |
| オンライン講師・教室開講 |
パソコン・Web会議ツール |
月謝で積み上がる |
| 家事代行・掃除代行 |
移動手段・基本的な道具 |
定期契約で積み上がる |
未経験でも手軽に始められる副業
特別なスキルも初期費用も必要なく、思い立った日に始められるタイプです。まずは「自分の手でお金を得る」感覚をつかみたい方に向いています。
関連記事:女性向けのスマホ副業10選!安全に稼げる仕事とは?
ポイ活・アンケートモニター
ポイントサイトを経由した買い物やサービス申込み、アンケートへの回答でポイントをため、現金や電子マネーに交換する方法です。
スマートフォン1台あれば始められ、初期費用は一切かかりません。アンケートは1件数分で終わるものが多く、移動中や待ち時間にも進められます。副業の入口として始めやすい選択肢です。
一方で、1件あたりの単価は数円から数十円が中心です。まとまった金額を稼ぐには相当な件数をこなす必要があり、収入の上限は限られます。
なお、高額なポイント還元をうたう案件のなかには、クレジットカードの発行や有料サービスの申込みが条件になっているものもあります。条件をよく確認してから利用しましょう。
フリマアプリ・不用品販売
自宅にある使わなくなった衣類、雑貨、子ども用品などをフリマアプリで販売する方法です。家の中を片付けながら収入を得られる、一石二鳥の副業といえます。
写真を撮り、説明文を書き、価格を決めて出品する。この流れは商売の基本そのものです。「どう見せれば売れるのか」「いくらなら買ってもらえるのか」を体感できるため、他の副業に取り組む際の土台になります。
税金の扱いも押さえておきましょう。家具、衣服など生活に通常必要な動産の譲渡による所得は非課税とされており、自宅の不用品を売った分には原則として税金がかかりません。ただし、貴金属や宝石、書画、骨とうなどで1個または1組の価額が30万円を超えるものは、非課税の対象から除かれます。
また、転売を目的に商品を仕入れて販売する場合は扱いが変わります。古物を売買する営業をおこなうには、古物営業法に基づき、営業所の所在地を管轄する公安委員会の許可(古物商許可)が必要です。
参照:国税庁「No.3105 譲渡所得の対象となる資産と課税方法」
参照:警察庁「古物営業・質屋営業について」
データ入力・文字起こし
紙資料やアンケートのデータ化、会議・インタビュー音声のテキスト化をおこなう仕事です。クラウドソーシングサイトに多数の案件があります。
特別なスキルは不要で、正確に入力できれば取り組めます。納期さえ守れば作業時間は自由なので、子どもが寝たあとや早朝にも進められます。
一方で、単価は決して高くありません。音声認識ツールの精度向上により、単純な書き起こしの需要は変化しつつあります。
そのため、この仕事は収入の柱というより、副業の実務に慣れるための入口と位置づけるのが現実的です。クラウドソーシングでの受注の流れ、納品の作法などを学べる点に価値があります。
ハンドメイド制作・販売
アクセサリー、布小物、雑貨などを制作し、ハンドメイドマーケットやフリマアプリで販売する副業です。
趣味がそのまま収入につながる点が最大の魅力です。既存の販売プラットフォームを利用すれば、店舗を構える必要がなく、比較的少ない初期費用で始められます。
制作から発送まで自分のペースで進められるため、家庭の予定に合わせやすい仕事でもあります。
ただし、収入は制作にかけられる時間に比例します。売れ始めたら価格設定を見直し、材料費と作業時間に見合った利益が出ているかを確認しましょう。まずは少量作って反応を見てから材料を仕入れる進め方であれば、在庫リスクも抑えられます。
自宅でスキルや経験が身につく副業
続けるほど単価が上がり、実績が積み上がるタイプです。すぐに大きな収入にはなりませんが、半年から1年かけて取り組むことで、着実に収入を伸ばしていけます。
Webライター
企業のWebサイトやオウンドメディアに掲載する記事を執筆する仕事です。在宅副業の定番であり、案件数も豊富です。
パソコンとインターネット環境があれば始められ、初期費用はほぼかかりません。1記事ごとの納品なので、自分のペースで作業量を調整できます。
収入は文字単価で決まるのが一般的です。最初は低単価からのスタートになりますが、実績を積み、専門分野を持つことで、より高い単価の案件を受注できる可能性があります。
主婦の経験がそのまま強みになる点も魅力です。育児、教育、家計管理、料理、住まいなど、実体験のある分野は説得力のある記事が書けます。
Webデザイン・動画編集
Webサイトのバナーや広告用の画像、YouTube・SNS向けの動画などを制作する仕事です。
必要な設備は、ある程度のスペックを備えたパソコンと編集ソフトの月額利用料が中心です。編集ソフトはサブスクリプション形式のものが主流のため、高額なソフトを一括購入する必要はありません。
制作物がそのままポートフォリオになるため、実績が増えるほど受注しやすくなります。単発の制作案件だけでなく、月額での運用・更新契約を結べると収入も安定します。
スキル習得には一定の学習期間が必要ですが、オンライン講座や教材が充実しており、独学でも到達できる領域です。
SNS運用代行
企業や店舗に代わって、InstagramやX(旧Twitter)などのアカウントを運用する仕事です。投稿の企画・制作、コメント対応、分析レポートの作成などを担当します。
普段からSNSを使っている方であれば、その感覚がそのまま活かせます。設備投資も不要で、スマートフォンとパソコンがあれば始められます。
月額契約が基本のため、契約社数が増えるほど収入が安定します。まずは自分自身のアカウントを運用して成果を出し、それを実績として提案する方法が有効です。
投稿作業は時間帯を選ばず進められますが、コメント対応については、あらかじめ対応可能な時間帯を取り決めておくとトラブルを防げます。
オンライン秘書・事務代行
メール対応、日程調整、資料作成、経費精算、データ管理など、企業のバックオフィス業務をオンラインで代行する仕事です。人手不足を背景に、中小企業やスタートアップからの依頼が増えています。
結婚前や出産前の事務職・アシスタント職の経験をそのまま活かせるため、新たなスキル習得への投資が不要です。使用するツールも、無料または低額のクラウドサービスが中心です。
「月30時間」といった稼働時間契約が一般的で、継続案件になりやすい点が大きな魅力です。1社あたりの単価は高くなくても、複数社と契約することで安定した月収を組み立てられます。
人と関わることができる副業
作業を淡々とこなすのではなく、人との関わりのなかで感謝されたい方に向いているタイプです。コミュニケーション力や人生経験が、そのまま価値になります。
結婚相談所
婚活中の会員一人ひとりに寄り添い、お相手の紹介からお見合いのセッティング、交際中のフォロー、成婚までをサポートする仕事です。
副業と相性がよい理由は、面談の時間を自分で調整できる点にあります。オンライン面談を中心にすれば、送迎の合間や子どもが寝たあとの時間でも対応できます。
無店舗・無在庫で運営できるため、店舗取得費も家賃も仕入れも発生しません。自宅の一室で開業できるので、固定費を極限まで抑えられます。
そして最大の特徴が、会員の月会費が毎月積み上がるストック型の収益構造です。作業した分だけ報酬が発生する仕事と違い、会員数が増えるほど翌月以降の売上が安定していきます。
特別な資格は必要なく、これまでの人生経験がそのまま強みになります。結婚や婚活で悩んだ経験、家族との関わりのなかで培った共感力は、会員へのサポートに直接活きるものです。
関連記事:副業に婚活アドバイザー・婚活カウンセラーが人気な理由は?収入や働き方など紹介
オンライン英会話講師・語学サポート
語学力を活かして、子ども向けや初心者向けのレッスンを提供したり、学習の伴走サポートをおこなったりする仕事です。
Web会議ツールを使うため会場は不要で、自宅から指導できます。オンライン英会話サービスに講師登録する方法であれば、集客の心配もありません。
留学経験や海外在住経験、あるいは子どもの英語教育に取り組んできた経験も強みになります。ネイティブレベルの語学力がなくても、初心者を教える役割であれば十分に務まります。
早朝や夜間にレッスン枠を設定できるサービスも多く、家族の生活リズムに合わせて働ける点も魅力です。
オンライン講師・教室開講
料理、ヨガ、ピアノ、書道、勉強など、自分の得意分野をオンラインで教える副業です。
会場を借りる必要がなく、教材も自作したデータで済むため、賃料も仕入れもかかりません。必要なのは、パソコンやタブレット、カメラ・マイク、Web会議ツールと決済手段くらいです。
月謝制にすれば、受講者が継続するほど収入が安定します。1対1のレッスンから始め、慣れてきたらグループレッスンや動画教材の販売へ広げると、時間あたりの収益性も高められます。
「人に教えられるほどの専門性はない」と感じる方も多いのですが、必要なのは「自分より少し前の段階にいる方」を教えられる程度の知識です。
家事代行・掃除代行
掃除や洗濯、料理、買い物代行など、顧客の自宅に訪問して家事を代行する仕事です。共働き世帯や高齢者世帯の増加を背景に、安定した需要があります。
毎日の家事で培ったスキルがそのまま商品になる点が特徴です。段取りよく片づける、限られた食材で献立を組み立てるといった能力は、専門的な訓練を受けていなくても身についているものです。
サービスの提供場所は顧客の自宅であるため、店舗や事務所は不要です。必要な準備は移動手段と基本的な道具、そして万が一に備える賠償責任保険への加入程度です。
「毎週水曜の午前」といった形で定期契約を結べれば、収入も安定します。直接「ありがとう」といってもらえる機会が多い仕事でもあります。
在宅ワークや内職副業の注意点・収入の限界

手軽に始められる副業には、大きな価値があります。一方で、続けていくうちに多くの方がぶつかる壁もあります。ここでは、その構造的な課題を整理します。
ポイ活やデータ入力は「時間の切り売り」になりやすい
ポイ活、アンケート、データ入力といった副業は、スキルも初期費用も不要で始められます。この手軽さは間違いなく魅力です。
ただし、これらの仕事には共通する特徴があります。それは、収入が作業時間にほぼ比例することです。
・作業をやめれば、その月の収入もゼロになる
・続けても単価が上がる仕組みがない
・収入を増やす手段が「作業量を増やす」しかない
・1日に使える時間には限りがあるため、上限が決まってしまう
家事や育児の合間に確保できる時間は、1日1時間から2時間程度でしょう。その範囲で作業単価の低い仕事を続ける場合、作業時間を増やしても収入を大きく伸ばすことは難しいでしょう。
問題は金額そのものより、「頑張っても増えない」という感覚が積み重なることです。疲れているのに収入が伸びない状態が続くと、続ける意欲が失われていきます。
これらの副業が悪いわけではありません。ただ、「入口としては優秀だが、長く続ける先としては限界がある」という性質は理解しておく必要があります。
安定して大きく稼ぐなら「独立型副業」という選択肢も
作業量を増やす以外に収入を伸ばす方法があります。それが、収入が積み上がる仕組みを持つ「独立型副業」です。
働き方には、大きく分けて2つのタイプがあります。
・フロー型:作業や案件ごとに報酬が発生する。ポイ活、データ入力、単発のライティングなど
・ストック型:月額契約や継続利用によって売上が積み上がる。月謝制の教室、月額のSNS運用代行、会員制のサービスなど
ストック型では、今月の努力が今月の収入だけで終わりません。獲得した顧客が継続してくれる限り、来月も再来月も売上が発生します。継続して利用する顧客が増えるほど、新規顧客の獲得だけに依存しない収益基盤をつくりやすくなります。
「独立」と聞くと、大きな資金や覚悟が必要に思えるかもしれません。しかし実際には、自宅でパソコン1台から始められ、開業資金がほとんどかからない事業も存在します。在庫を持たないサービス業であれば、失敗したときの損失も限定的です。
会社を辞める必要はありません。副業として小さく始め、手応えを確かめながら育てていく。この進め方であれば、リスクを抑えたまま収入の天井を外せます。
家事・育児と両立できる「結婚相談所」が主婦の副業におすすめな理由
ここまで見てきた条件を満たす仕事の一つが、結婚相談所の運営です。店舗が不要で自宅を拠点に働け、これまでの人生経験が価値になり、努力が収入として積み上がる。この3つが揃っている点を、順に見ていきましょう。
自宅を拠点にオンラインを活用して柔軟に運営できる
結婚相談所は、パソコンやスマートフォンがあれば開業できます。店舗を構える必要がなく、自宅の一室やレンタルオフィスで運営しているオーナーも多くいます。
会員とのやり取りも、オンラインを中心に対応できます。お見合いの日程調整はシステム上でおこない、面談はWeb会議ツールを使う。この形にすれば、移動時間も発生しません。
1日の流れをイメージすると、次のようになります。
・朝、家族を送り出したあとの30分:メッセージの確認と返信、お見合いの調整
・昼の1時間:新規のお問い合わせ対応、お相手の紹介準備
・夕方以降:家事・育児に集中
・夜、子どもが寝たあとの1時間:オンライン面談やフォロー連絡
決まった時間に出勤する必要がないため、子どもの急な発熱や学校行事にも柔軟に対応できます。家事や育児を犠牲にせず、自分のペースで働ける点は、主婦にとって大きな条件になります。
主婦としての経験(婚活・育児)がそのまま価値になる
結婚相談所の仕事に、特別な資格は必要ありません。求められるのは、相手の話をじっくり聞き、気持ちを汲み取り、前に進むための後押しをする力です。
これらは、主婦として過ごしてきた時間のなかで自然に培われているものです。
・自身の婚活や結婚の経験、そこで悩んだこと
・パートナーや家族との関係を築いてきた経験
・子育てを通じて身につけた、相手のペースに合わせる感覚
・ママ友や地域の人間関係のなかで培った、気配りとコミュニケーション
婚活中の会員が抱える不安は、条件面の話だけではありません。「このまま一人だったらどうしよう」「相手にどう思われているかわからない」といった、感情の揺れに寄り添う存在が必要とされています。
「特別なキャリアがないから」と考える必要はありません。これまでの人生経験も、この仕事に活かせる強みの一つになります。
継続的な収入につながるストック型の収益構造
結婚相談所の収入は、会員からの入会金、月会費、お見合い料、成婚料などで構成されます。このうち月会費は、会員が在籍している限り毎月発生する収入です。
つまり、会員数が増えるほど、翌月以降の売上のベースが積み上がっていきます。今月獲得した1名は、今月だけの収入ではなく、来月以降も続く収入になるということです。
時間の切り売りとの違いは、ここにあります。
・既存会員が継続して在籍することで、翌月以降も月会費による売上が発生する
・会員数が増えるほど、新規獲得への焦りが減る
・成婚に至れば成婚料が加わり、紹介にもつながる
そして、この仕事のやりがいは収入だけではありません。担当した会員がよいお相手と出会い、成婚を迎えたときの喜びは、他の副業では得がたいものです。人の人生の転機に立ち会い、直接感謝される機会が多い仕事といえます。
関連記事:女性・主婦で結婚相談所を起業
なお、開業にあたっては会員ネットワークを持つ連盟に加盟するのが一般的です。連盟に加盟することで、研修制度やサポート体制、会員データベースを活用しながら、未経験からでも事業を立ち上げられます。IBJでは無料相談会を実施しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。
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自分に合った副業の選び方
副業が続かない原因の多くは、自分の状況に合っていない仕事を選んでしまうことです。ここでは、選ぶ前に確認しておきたい4つの基準を紹介します。
目標金額で選ぶ
まず決めたいのが、「いくら稼ぎたいのか」です。目標金額によって、選ぶべき仕事はまったく変わります。
「月1万円のお小遣いがほしい」のであれば、ポイ活やフリマアプリでも十分に届きます。手軽さを優先して選んで問題ありません。
一方、「月5万円から10万円を安定して得たい」のであれば、単価の低い作業系の副業では現実的ではありません。スキルが身につく仕事や、収入が積み上がる仕組みを持つ仕事を選ぶ必要があります。
ここを曖昧にしたまま始めると、「手軽だから」という理由で選んだ仕事で目標に届かず、続ける意味を見失ってしまいます。最初に金額の目標を決め、そこから逆算して選びましょう。
稼働できる時間帯で選ぶ
次に確認したいのが、自分がいつ働けるかです。同じ「1日2時間」でも、その時間帯によって向いている仕事は異なります。
・移動中や待ち時間の数分:ポイ活、アンケート、SNSの投稿作成
・昼間のまとまった2〜3時間:Webライティング、デザイン、家事代行、オンラインレッスン
・早朝・夜間:Webライティング、データ入力、事務代行、オンライン面談
相手がいる仕事の場合は、その相手の都合も考える必要があります。企業を相手にする事務代行は平日日中の対応が求められやすく、個人を相手にする仕事は夜間や休日の対応が中心になります。
自分が確保できる時間帯と、仕事側が求める時間帯。この2つが噛み合うかどうかを確認してください。
使う端末で選ぶ
作業環境も、選択を左右する要素です。
スマートフォンだけで完結する仕事もあれば、パソコンがなければ効率が上がらない仕事もあります。ポイ活やフリマアプリ、SNS運用はスマートフォンでも対応できますが、ライティング、デザイン、事務代行はパソコンが前提になります。
パソコンを持っていない場合、まずはスマートフォンでできる仕事から始めるという判断もあります。ただし、収入を伸ばしていきたいのであれば、どこかの段階でパソコンは必要になると考えておきましょう。
なお、家族と共用のパソコンを使う場合は、作業できる時間が家族の使用状況に左右されます。この点も含めて、現実的に稼働できるかを確認してください。
初期費用やリスクの少なさで選ぶ
最後に、始めるためにいくら必要かを確認します。
副業は、途中でやめる可能性も含めて考えるべきです。始めるために大きな支出をしていると、「これだけ使ったのだから」という気持ちが働き、合わないと感じても引き返せなくなります。
次の観点でチェックしてみてください。
・開業や登録に費用がかからないか
・高額な機材やソフトの購入が前提になっていないか
・売れ残ると損失になる在庫を抱えないか
・毎月固定で出ていく費用がどれだけあるか
初期費用が小さいほど、合わないと感じたときにすぐ方向転換できます。まずは負担の少ない仕事で副業そのものに慣れ、続けられそうだと感じてから投資を検討する。この順番が安全です。
安全な副業を見分けるチェックポイント

副業への関心が高まる一方で、それを狙った悪質な勧誘も存在します。特に「在宅で高収入」といった言葉は、時間の制約がある主婦にとって魅力的に映るため、狙われやすい傾向があります。判断の基準を持っておきましょう。
甘い言葉や極端な求人に注意する
まず警戒すべきなのが、成果を断定する表現です。
特定商取引法は、仕事を提供するので収入が得られると勧誘し、その仕事に必要だとして商品などを購入させる取引を「業務提供誘引販売取引」として規制しています。この取引について、誇大広告などが禁止されており、著しく事実に相違する表示や、実際のものより著しく優良・有利であると誤認させる表示をおこなってはならないとされています。
つまり、「誰でも必ず月30万円」「放置するだけで稼げる」といった表現は、実態が伴わなければ法律に違反する可能性があります。
あわせて、勧誘の際の行為も規制されています。契約の締結について勧誘をおこなう際、または契約を解除させないようにするために、嘘をつくことや威迫して困惑させるなどの不当な行為は禁止されています。
「今日中に決めないと枠が埋まる」「あなただけ特別に」と判断を急がせてくる場合は、その時点で距離を置いてください。
参照:消費者庁「特定商取引法ガイド 業務提供誘引販売取引」
費用を先払いさせる事業者や求人は避ける
仕事を始める前に、教材費、マニュアル代、研修費、登録料といった名目で費用を請求してくる案件には注意が必要です。
前述の業務提供誘引販売取引では、事業者に書面の交付が義務づけられています。契約の締結前には事業の概要を記載した「概要書面」を、契約の締結後には遅滞なく「契約書面」を渡さなければなりません。これらの書面には、事業者の氏名・住所・電話番号、特定負担の内容、契約の解除の条件などを記載することが定められています。
書面が交付されない、あるいは内容が不十分な勧誘は、それだけで問題があると判断できます。
万が一契約してしまった場合も、救済手段があります。業務提供誘引販売取引では、法律で決められた書面を受け取った日から数えて20日以内であれば、書面または電磁的記録によりクーリング・オフができます。この場合、事業者は損害賠償や違約金を請求できません。
なお、事業者が事実と違うことをいったり威迫したりしたことにより、消費者が誤認・困惑してクーリング・オフしなかった場合には、20日を過ぎていてもクーリング・オフが可能です。
不安を感じたら、消費者ホットライン「188」に相談してください。お住まいの地域の消費生活センターなどにつながります。
参照:消費者庁「特定商取引法ガイド 業務提供誘引販売取引」
運営会社や仕事内容を確認する
副業を紹介するサイトやサービスを利用する際は、運営者の情報が正しく表示されているかを必ず確認しましょう。
特定商取引法は、通信販売について、広告に事業者の氏名(名称)、住所、電話番号などを表示することを義務づけています。消費者庁は、この表示について次のように説明しています。
・氏名(名称):個人事業者は戸籍上の氏名または商業登記簿に記載された商号、法人は登記簿上の名称。通称や屋号、サイト名は認められない
・住所:個人・法人いずれも、現に活動している住所を正確に表示する
・電話番号:確実に連絡が取れる番号を表示する
つまり、「運営者:○○事務局」「所在地:東京都内」といった曖昧な表記は、本来求められている水準を満たしていません。
あわせて、仕事内容が具体的に説明されているかも確認してください。「簡単な作業」「スマートフォンでポチポチするだけ」としか書かれておらず、何をするのかが最後まで明かされない案件は避けるべきです。
参照:消費者庁「特定商取引法ガイド 通信販売広告について」
知っておくべき扶養と確定申告のルール
主婦が副業を始めるとき、もっとも気になるのが扶養と税金でしょう。ここで押さえたいのは、「扶養」と一口にいっても、税金の扶養と社会保険の扶養は別物であるという点です。基準となる金額も、判定方法も異なります。
なお、2025年度・2026年度と税制改正が続いており、金額の基準が変わっています。以前の情報を前提にすると判断を誤るため、最新の内容で確認してください。
確定申告が必要になる基準
確定申告が必要かどうかは、家庭の状況によって判定基準が変わります。
【パートやアルバイトの給与がある場合】
給与を1ヵ所から受けていて、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合、給与所得・退職所得以外の所得金額の合計額が20万円を超える方は、確定申告が必要とされています。
ここでいう20万円は、収入ではなく「所得(収入から必要経費を差し引いた金額)」で判定します。副業の売上が30万円でも経費が12万円かかっていれば、所得は18万円となり、この基準には達しません。
【副業の収入だけの場合(専業主婦)】
給与収入がなく副業の所得だけの場合は、所得の合計額が所得控除の合計額を超えるかどうかで判定します。誰でも適用される基礎控除の額が、実質的な目安になります。
令和8年度税制改正により、基礎控除は本則で62万円に引き上げられました。さらに令和8年分・令和9年分については、合計所得金額489万円以下の方に42万円が上乗せされ、合計104万円となります。副業の所得だけで合計所得が489万円を超えることは考えにくいため、多くの方はこの104万円が目安になります。この改正は令和8年分以後の所得税について適用されます。
なお、所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税には20万円のような規定がありません。お住まいの市区町村への住民税の申告が必要になる場合がある点にご注意ください。
参照:国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」
参照:国税庁「令和8年度税制改正による所得税の基礎控除の引上げ等について」
関連記事:副業時の確定申告、しないとどうなる?20万円ルールとは?
税制上の扶養と社会保険の扶養の違い
「◯◯万円の壁」という言葉が複数あるため混乱しやすいのですが、これらは別々の制度の話です。整理すると次のようになります。
| 区分 |
基準 |
超えるとどうなるか |
| 自分に所得税がかかるか |
合計所得金額が基礎控除額(令和8年分・令和9年分は、合計所得金額489万円以下なら104万円)を超えるか |
自分に所得税がかかる |
| 配偶者控除の対象になるか |
合計所得金額62万円以下(給与収入のみなら136万円以下) |
配偶者控除の対象から外れる(配偶者特別控除の対象になる場合あり) |
| 社会保険の扶養に入れるか |
年間収入130万円未満(60歳以上または障害者は180万円未満)かつ被保険者の年間収入の2分の1未満 |
自分で社会保険に加入することになる |
※基礎控除の上乗せは令和8年分・令和9年分の措置です。金額は改正により変わるため、最新の情報をご確認ください。
【税制上の扶養】
配偶者控除の対象となる配偶者の合計所得金額の要件は、令和8年度税制改正により62万円以下(改正前58万円以下)に引き上げられました。給与収入のみの場合、給与所得控除の最低保障額を踏まえると給与収入136万円以下が目安になります。
これを超えても、一定の範囲であれば配偶者特別控除の対象となり、世帯の税負担が急激に増える仕組みにはなっていません。
【社会保険の扶養】
健康保険の被扶養者として認定されるには、原則として年間収入が130万円未満(60歳以上または障害厚生年金を受けられる程度の障害者は180万円未満)であり、かつ同居の場合は被保険者の年間収入の2分の1未満であることが要件とされています。
こちらを超えると、自分で国民健康保険や厚生年金に加入することになり、保険料の負担が発生します。税制上の扶養と比べて影響が大きいのは、こちらの基準です。
なお、「106万円の壁」という言葉を目にすることがありますが、これは勤務先に雇用されて働く短時間労働者が、勤務先の社会保険に加入する要件に関するものです。業務委託や自営として副業をする場合には直接当てはまりません。この要件については見直しが進められているため、パート勤務もされている方は最新の情報をご確認ください。
また、自営業者の場合、健康保険組合によって収入から差し引ける経費の範囲が税法と異なることがあります。確定申告上の所得が130万円を下回っていても、扶養から外れると判断されるケースがあるため、副業の売上が伸びてきた段階で、加入している健康保険組合に直接確認しておくと安心です。
参照:日本年金機構「従業員が家族を被扶養者にするとき、被扶養者に異動があったときの手続き」
参照:国税庁「源泉所得税の改正のあらまし 令和8年4月」
主婦の副業で経費にできるもの
税金がかかるのは「売上」ではなく「所得」です。所得は、売上から必要経費を差し引いて計算します。つまり、経費をきちんと計上すれば、扶養の判定にも税額にも影響します。
副業で経費になり得るものの例は次のとおりです。
・パソコン、プリンターなどの機材費
・ハンドメイドの材料費、商品の仕入れ代
・通信費(インターネット、スマートフォンの利用料)
・書籍代、オンライン講座の受講料
・文房具や梱包資材などの消耗品費
・販売プラットフォームの手数料、送料
ここで押さえておきたいのが「家事関連費」の考え方です。一つの支出が家事上と業務上の両方に関わる場合、必要経費になるのは、取引の記録などに基づいて業務遂行上直接必要であったことが明らかに区分できる場合の、その区分できる金額に限られます。
自宅の家賃やスマートフォンの利用料を全額経費にすることはできず、業務で使った割合に応じて按分する必要があります。通信費であれば「1週間のうち副業に使っている時間の割合」といった合理的な基準を設け、その根拠を説明できるようにしておきましょう。
レシートや領収書は必ず保管し、月に一度は集計する習慣をつけておくと、確定申告の負担が大きく軽減されます。
参照:国税庁「No.2210 必要経費の知識」
副業と家事・育児を両立させるコツ
副業を長く続けるために大切なのは、頑張りすぎないことです。生活を圧迫せずに続けるための3つのコツを紹介します。
1日のスケジュールに副業時間を組み込む
「空いた時間にやろう」という考え方では、忙しい日が続いたときにまったく手をつけられず、そのまま自然消滅します。
あらかじめ、副業にあてる時間を決めてしまいましょう。
・家族を送り出したあとの30分
・子どものお昼寝中の1時間
・家族が寝たあとの30分
大切なのは、その時間帯を毎日同じにすることです。習慣になれば、「今日はやろうかどうしようか」と迷う時間がなくなり、自然と机に向かえるようになります。
あわせて、1日単位ではなく1週間単位で目標を設定しておくと、予定が崩れた日があっても取り返せます。「週に3時間」と決めておけば、平日にできなくても週末に調整できます。
家族の理解と協力を得ておく
副業を家族に内緒で始めると、あとでぎくしゃくする原因になります。始める前に、次の点を共有しておきましょう。
・なぜ副業を始めたいのか(目的と目標)
・どの時間帯に、どのくらい作業するのか
・家事の分担をどう調整したいか
・どのくらいの期間で、どのような状態を目指すのか
特に目的を伝えることが重要です。「家計のため」「教育費をためたい」「自分の力を試したい」など、理由がわかれば家族も応援しやすくなります。
また、作業中に子どもの相手をお願いする、夕食の片付けを分担してもらうなど、具体的な協力を依頼しておくと実行しやすくなります。「勝手に始めた」と思われるか「一緒に応援する」と思ってもらえるかで、続けやすさは大きく変わります。
無理のない目標設定から始める
最初から高い目標を立てると、達成できない期間が続き、意欲が保てません。
まずは「今月は5,000円」「月1万円」といった、確実に届く金額から始めましょう。達成できたら少しずつ引き上げていきます。
小さな目標には、次のような効果があります。
・達成体験が得られ、続ける意欲につながる
・実際にどのくらい稼げるのかの感覚がつかめる
・自分に合っている仕事かどうかを、少ない負担で見極められる
また、収入が伸び悩む時期は誰にでもあります。そこで焦って作業量を増やすと、家庭にしわ寄せがいき、結局続かなくなります。「今月は学ぶ月」と割り切るなど、ペースに緩急をつけることも大切です。
副業は短距離走ではありません。半年、1年と続けた先に成果が出るものだと考えて、無理のないペースを保ちましょう。
まずはリスクの少ない副業から始めよう
主婦の副業は、家計に余裕を生むだけでなく、社会とのつながりや自信を取り戻すきっかけにもなります。スマートフォン1台で始められる仕事も多く、最初の一歩のハードルは決して高くありません。
大切なのは、目標金額と稼働できる時間に合った仕事を選ぶこと。そして、初期費用がかからず、合わないと感じたらすぐに方向転換できる仕事から始めることです。
ただし、手軽な副業には収入の上限があるという現実も、あわせて知っておいてください。「頑張っているのに増えない」と感じ始めたら、それは働き方を見直すサインです。作業量を増やすのではなく、収入が積み上がる仕組みを持つ仕事に目を向けてみましょう。
結婚相談所は、自宅でオンライン中心に運営でき、会員の月会費が毎月積み上がるストック型の仕事です。特別な資格は必要なく、これまでの人生経験や人と向き合ってきた力がそのまま価値になります。人の幸せに直接関わり、感謝されながら収入を育てていける点は、他の副業にはない魅力です。
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※本記事は2026年9月時点の法令・公表情報に基づいて作成しています。税制や社会保険制度は改正されることがあるため、実際の判断にあたっては最新の情報をご確認いただくか、税務署・税理士などの専門家へご相談ください。