不動産業(仲介業)を独立して開業したい、あるいはフランチャイズで始めたい——そう考えたときに最初に悩むのが、「自分に向いているのはどちらか」「開業資金はいくら必要か」という点です。
この記事では、不動産業の開業タイプ(独立・フランチャイズ)の違い、開業までの基本的な流れ、開業資金の考え方、必要な資格・許認可を整理して解説します。
また、記事後半では他業種(結婚相談所)との比較も紹介し、業種選びの判断材料となる視点を補足します。
自分に合った開業の形を見極めるために、ぜひ参考にしてください。
起業・独立開業

不動産業(仲介業)を独立して開業したい、あるいはフランチャイズで始めたい——そう考えたときに最初に悩むのが、「自分に向いているのはどちらか」「開業資金はいくら必要か」という点です。
この記事では、不動産業の開業タイプ(独立・フランチャイズ)の違い、開業までの基本的な流れ、開業資金の考え方、必要な資格・許認可を整理して解説します。
また、記事後半では他業種(結婚相談所)との比較も紹介し、業種選びの判断材料となる視点を補足します。
自分に合った開業の形を見極めるために、ぜひ参考にしてください。

事業を開業する方法は、大きく分けて「独立(非フランチャイズ)」と「フランチャイズ」の2つがあります。
どちらが正解というわけではなく、自由度を重視するか、既存の仕組みや支援を活用するかによって、向き不向きが分かれます。
まずは、それぞれの特徴を整理したうえで、自分の考え方や経験に合う開業タイプを検討しましょう。
独立(非フランチャイズ)とは、本部に加盟せず、事業内容や運営方針、価格設定、提供方法などを自分で決めて運営する形です。
自由度が高い一方で、オペレーション設計、体制づくり、集客、数値管理など、運営の仕組みを一から自分で構築する必要があります。
自分の裁量で改善を重ねられる反面、立ち上げ段階では試行錯誤や手戻りが発生しやすい点も理解しておく必要があります。
フランチャイズ(FC)は、本部が提供するブランド、運営ノウハウ、研修、仕組みなどを活用して事業を運営する形です。
開業までの道筋が見えやすく、未経験でも始めやすい一方で、加盟金やロイヤリティなどの費用負担や、運営ルールによる制約が発生する場合があります。
「ゼロから作る自由度」よりも、再現性や支援を重視したい人に向いた開業方法です。
不動産業の開業では、「営業の裁量」「業務支援の有無」「費用構造」の3点が判断の軸になります。
どこまで自分で営業や契約業務を担いたいのか、どこを既存の仕組みに任せたいのかを整理すると、独立かフランチャイズかを選びやすくなります。
不動産業開業|独立とフランチャイズの違い
| 項目 | 独立(非FC) | フランチャイズ |
|---|---|---|
| 初期費用 | 事務所準備、免許取得、保証協会加入などが中心 | 左記に加えて、加盟金や研修費、保証金などが発生する場合がある |
| 月次費用 | 家賃、広告費、ポータル掲載料、人件費などが中心 | 左記に加えて、ロイヤリティ、システム料などが発生する場合がある |
| 自由度 | 営業方法、取扱物件、価格交渉を自分で決められる | 営業手法や広告表現は本部ルールに基づくことが多い |
| 立ち上げ | 営業基盤づくりに時間がかかりやすい | 営業ツールや研修が整備されており、業務開始までの流れが明確 |
| 集客 | ポータル、紹介、地域営業などを自力で構築する | ポータル連携やブランド力を活用できるが、営業力の影響が大きい |
| オペレーション | 営業から契約までを自分で設計する | 業務フローは整備されているが、顧客対応は個人差が出やすい |
| 契約面 | 自己判断が基本 | 契約期間、エリア制限、更新条件の確認が必須 |
| 撤退 | 免許返納と事務所解約が中心 | 事務所原状回復に加えて、フランチャイズ契約条件が影響する場合がある |
| 向いている人 | 営業裁量を重視して働きたい人 | 営業支援や仕組みを活用して早期立ち上げを目指したい人 |
補足
不動産業の独立開業で特に重要なのは、自由度そのものよりも「営業と契約オペレーションを設計できるか」です。
反響対応や内見調整、契約手続きの流れが整理されていないと、営業力以前に業務負荷や対応遅れで機会損失が発生しやすくなります。
そのため、独立・フランチャイズいずれの場合でも、営業フローを前提とした運営設計は避けて通れません。
開業までの流れは、業種を問わず大きな枠組みが共通しています。
事前準備から拠点契約、開業後の運営開始までを段階的に整理して進めることで、手戻りや想定外のトラブルを防ぎやすくなります。
ここでは、独立・フランチャイズそれぞれの開業パターンについて、一般的な流れを整理します。
独立(非フランチャイズ)で開業する場合は、事業の設計から実行までをすべて自分で判断して進めます。
一般的な流れは以下のとおりです。
自由度が高い反面、検討項目が多く、準備期間に余裕を持つことが重要です。
フランチャイズで開業する場合は、本部が用意した仕組みや手順に沿って準備を進めます。
一般的な流れは次のようになります。
開業までの道筋が明確な一方、契約条件やスケジュールに制約がある点を理解して進める必要があります。
不動産業の場合は、開業までの流れの中で、免許取得から営業開始までの準備を、段階的に整理しておくことが重要です。
具体的には、次のような点を事前に確認しておく必要があります。
不動産業は、免許や制度対応が整っていないと営業を開始できません。
開業前の段階で必要な手続きと営業準備を整理し、無理のないスケジュールで進めることが、スムーズな立ち上げにつながります。

開業資金は「初期費用+運転資金(3〜6ヶ月)」で考えます。
開業資金 = 初期費用(開店までに一度かかる)+ 運転資金(開店後に毎月かかる費用 × 3〜6ヶ月)
開業直後は売上が安定しにくい一方、事務所費用や広告費などの固定費は先に発生します。まずは「何に、どれくらいお金が出ていくか」を項目で押さえ、見積もりが揃ってきたら金額を更新していくのが現実的です。
不動産仲介業の場合は、免許取得や保証協会加入などの制度対応費用と、事務所要件の内容によって必要資金が左右されます。
開業費用の目安は、平均985万円・中央値580万円です。
※この数値は業種を限定しない全体平均であり、実際の必要額は業態や開業形態によって大きく異なります。
参考: 日本政策金融公庫「2024年度新規開業実態調査」
初期費用は、事業開始までに一度だけ発生する費用の合計です。
物件取得、内装工事、設備導入などが中心となり、契約内容や設備条件によって金額が大きく変わる点が特徴です。
まずは、以下の項目ごとに「何にいくらかかるのか」を整理し、見積もりが揃い次第、金額を更新していく形で考えましょう。
初期費用の主な内訳
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗・事務所取得費 | 敷金、礼金、保証金、仲介手数料など |
| 内装・設備工事費 | 内装工事、設備工事、電気・給排水工事など |
| 業務設備費 | 事業に必要な機器・設備類 |
| 什器・備品・消耗品 | 家具、レジ、備品、消耗品など |
| 許認可・各種手続き | 資格取得、行政手続き、申請費用など |
| 広告・開業準備費 | 看板、販促物、Web・SNS、開業準備 |
| 予備費 | 想定外の追加費用に備えるための余裕枠 |
不動産業の場合、事務所要件や制度対応の内容によって、初期費用に差が出やすい点に注意が必要です。
免許取得に伴う準備や、事務所設備の整備が影響します。
不動産業の主な設備例
運転資金は、開業後に毎月発生する費用をまかなうためのお金です。
開業直後は売上を正確に予測しにくいため、最低でも3ヶ月分、可能であれば6ヶ月分を確保しておくと安心です。
以下の項目をもとに、月あたりの固定費・変動費を整理しましょう。
運転資金の主な内訳
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 家賃・利用料 | 事業拠点にかかる固定費(事務所・店舗・作業場所など) |
| 人件費・外注費 | 従業員給与、業務委託費、社会保険料など |
| 仕入れ・必要経費 | 商品・サービス提供に必要な費用(業態により異なる) |
| 水道光熱費 | 電気・ガス・水道などの使用料 |
| 販促費・その他 | 広告費、消耗品、通信費、保険料など |
不動産業では、事務所維持費や広告費など、固定的に発生する費用が運転資金に影響しやすい業態です。
成約までに時間がかかる場合、先行して支出が続く点に注意が必要です。
見落とされやすい費用として、次のような項目があります。
フランチャイズ比較ネットで情報公開されている、不動産業フランチャイズの契約条件・費用を比較しました。
| ブランド名 | よくばり売却 代理店プランB(物件購入) | 民泊サクセス | プロパートナー代理店 | SHERPA | SUMiTAS | 家づくり相談所 | レンスペ本舗 | SBIアルヒ 住宅ローン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 会社名 | 株式会社TSUKUBITO | 株式会社ThreePoint | 株式会社サンアソシエーション | 株式会社WANDY | 株式会社SUMiTAS | 株式会社家づくり相談所 | 株式会社ThreePoint | SBIアルヒ株式会社 |
参考:
不動産で独立・開業できるフランチャイズ募集一覧|日本最大級!『フランチャイズ比較ネット』
※以下の比較表は、フランチャイズ比較ネットが公開している情報をもとに作成しています。
| よくばり売却 代理店プランB(物件購入) | 民泊サクセス | プロパートナー代理店 | SHERPA | SUMiTAS | 家づくり相談所 | レンスペ本舗 | SBIアルヒ 住宅ローン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 加盟金 | 440万円 | 165万円 | 0円 | 0円 | 不明 | 280万円 | 不明 | 不明 |
| 保証金 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
| 研修費 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 10万円 | 10万円 | 不明 | 不明 |
| その他初期費用 | 不明 | 物件契約費:90万円、インテリア費用:30万円、許認可関連費:60万円、準備費:20万円 | 不明 | 月額利用料:2万2,000円 | 不明 | 開業パック:10万円 | 賃貸物件契約費用:50万円、インテリア費用:30万円 | 不明 |
| 開業資金目安(総額) | 440万円 | 365万円 | 35万円/月〜 | 0万円 | 165万円 | 330万円 | 100万円 | 500万円 |
| よくばり売却 代理店プランB(物件購入) | 民泊サクセス | プロパートナー代理店 | SHERPA | SUMiTAS | 家づくり相談所 | レンスペ本舗 | SBIアルヒ 住宅ローン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロイヤリティ | 不明 | 0円 | 不明 | 不明 | 5万5,000円 | 3万円/月 | 0円 | 不明 |
| よくばり売却 代理店プランB(物件購入) | 民泊サクセス | プロパートナー代理店 | SHERPA | SUMiTAS | 家づくり相談所 | レンスペ本舗 | SBIアルヒ 住宅ローン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 契約タイプ | フランチャイズ | フランチャイズ | 代理店 | 代理店 | フランチャイズ | フランチャイズ | 代理店 | 代理店 |
| 契約期間 | 不明 | 1年間 | 1年以上 | 12ヵ月 | 3年 | 2年 | 12ヵ月 | 不明 |
開業準備では、資金や物件だけでなく、事業として継続できるかどうかを事前に整理しておくことが重要です。
業種を問わず、開業前の段階で「計画」「拠点条件」「運営条件」を整理しておくことで、開業後の想定外の負担や手戻りを減らすことができます。
ここでは、開業前に共通して押さえておきたい基本事項を整理します。
開業前には、売上見込み・費用構造・資金繰りを含めた事業計画を整理しておく必要があります。
特に、初期費用だけでなく、開業後にどれくらいの期間運転資金が必要になるのかを把握しておくことが重要です。
無理のない事業計画のために、これらを事前に整理しておきましょう。
拠点や物件の条件は、集客や運営コスト、事業の進めやすさに直結する重要な要素です。
業種や運営形態を問わず、次のような観点で検討しておく必要があります。
契約後に条件のミスマッチが発覚すると修正が難しくなるため、事前確認が欠かせません。
不動産業を開業する場合、一般的な開業準備に加えて、営業活動と契約実務を安定して回せる運営設計が重要なポイントになります。
特に、次のような点は開業前の段階で具体的に整理しておく必要があります。
これらは、売上の安定性や業務負荷に直結する要素です。
開業前に営業スタイルと業務量を具体的に想定し、集客方法や運営体制に反映させておくことが、無理のない経営につながります。
よくいただく質問をまとめました。
気になる項目から確認し、本文の該当セクションで詳細を押さえてください。
A.
「初期費用+運転資金(3〜6ヶ月分)」で見積もるのが基本です。
初期費用の内訳や運転資金の考え方は、「不動産仲介業の開業資金はいくら?」で詳しく解説しています。
A.
宅地建物取引業免許の取得と、専任の宅地建物取引士の設置が必須です。
免許取得や事務所要件の考え方は、「不動産業開業で必須・条件付きとなる資格・届出」で解説しています。
A.
①ロイヤリティの算定基準、②月次費用(システム料・広告分担金など)、③指定仕入れの範囲、④契約期間・更新条件、⑤中途解約・違約金・競業避止——の5点です。
各項目の詳細と主要フランチャイズの比較は、「不動産業のフランチャイズ契約条件・費用」で確認できます。
検討を前に進めるなら、まずは次の5項目を整理してみましょう。
ここまで不動産業の開業について解説してきましたが、「宅建業として独立する働き方が自分に合っているか」「初期負担や営業スタイルに不安がある」と感じている方もいるかもしれません。
開業の「負荷」と「裁量」で見ると、不動産業と結婚相談所は一見似ていて、性質が大きく異なる業態です。
不動産業は免許・契約・仲介実務など制度対応と営業力が成果に直結する一方、結婚相談所は人的サポートを中心とした運営モデルが特徴です。
【初期費用の考え方】
不動産業は制度対応コストが必要/IBJ結婚相談所は初期投資を抑えやすい
不動産業:宅建業免許取得や保証協会加入、事務所要件の整備など制度対応コストが必要
IBJ結婚相談所:加盟金200万円(IBJ個人契約プランの場合)
詳細: IBJの結婚相談所開業資金
【ランニングコストの特徴】
不動産業は固定費と営業費が発生/IBJ結婚相談所は固定費中心
不動産業:事務所家賃・広告費・ポータル掲載料など、固定費と営業コストが継続的に発生
IBJ結婚相談所:仕入れ不要、固定費中心。売上ロイヤリティなし
詳細: IBJの結婚相談所収益構造
【運営負荷の違い】
不動産業は営業依存度が高い/IBJ結婚相談所は分散しやすい
不動産業:反響対応・内見・契約業務などで時間拘束が発生しやすく、営業依存度が高い
IBJ結婚相談所:面談、サポート中心。自宅運営も可能
詳細: 自分らしい開業スタイル
【集客方法と裁量の違い】
不動産業は営業力依存/IBJ結婚相談所は裁量が高い
不動産業:商圏特性や営業スキルへの依存度が高く、個人の力量が成果に直結しやすい
IBJ結婚相談所:ブランド認知度が高く、会員1人でも運営可能。独立オーナー制で裁量高い
詳細: 高い集客力を誇るIBJの結婚相談所ネットワーク
IBJでは、業種の選択やフランチャイズへの加盟を迷っている起業希望者に向けたセミナーを開催しています。
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