大手チェーンで働くのではなく、こだわったコーヒーや料理を提供しながらお客様と交流する自分だけのお店を開業したいと思っている方も多いでしょう。しかし、経験者、未経験者問わずカフェ開業は簡単な道ではありません。
本記事では、カフェを開業するために必要な準備と成功のポイントについて詳しく解説します。また、未経験者の方向けにカフェ以外の独立開業の選択肢についてもご紹介しますので、自分に合った道を選ぶ参考にしてください。
カフェをフランチャイズで開業するには?必要な準備や資金を解説

カフェの開業方法にどんな種類がある?

カフェを開業すると決めたら、まず考えるべきなのが「どのような形で開業するか」です。大きく分けて以下の2つの方法がありますので、自分に合ったスタイルを選びましょう。
個人で独立開業する
まず、個人で独立開業する方法です。個人経営のカフェは、店舗のコンセプトやメニュー、価格設定、営業時間などすべてを自分の裁量で決められるのが魅力です。「自分だけのとっておきのカフェ」を作りたい方には、理想の形と言えるでしょう。
しかし、個人でカフェを開業する場合には、資金調達や物件探し、運営管理も自分で行わないといけないため自由と引き換えにリスクも大きくなることを理解しておきましょう。
フランチャイズに加盟して開業する
既存のカフェブランドなどに加盟して、ブランド名を使用し開業する方法です。すでに確率されたブランド力を活用できるため、開業直後から一定の集客が見込めるのが大きなメリットです。
しかし、フランチャイズ本部のルールがあるため、メニューや価格設定など自由度は低くなります。また、毎月売上に対する一定の割合のロイヤリティを支払う必要もあるため、長期的に見たときに収益性で個人での開業より低くなる可能性があります。
カフェの開業に必要な準備とは?

カフェを開業するためには、事前にしっかりとした計画と準備が欠かせません。ここでは、カフェの開業までに必要な準備を解説します。
カフェのコンセプトを決める
飲食業界は競合が多く長期的な経営をするのが難しいです。そのため、自分がどんなカフェをしたいのか、それはどんな方法だと実現できるのかなど、明確にカフェのコンセプトを決めておくことが重要です。
「ターゲット層」、「カフェのテーマ」、「提供するメニュー」、「利用シーン」などなるべく細かくコンセプトを決めることで、想定していたターゲット層がカフェのリピーターになってくれる可能性が高まります。
事業計画を立てる
コンセプトをもとに事業計画を立てましょう。事業計画書は専用の作成ツールやテンプレートがあるので、参考にしながら作成していきます。初めてで不安な場合は、依頼するお金は発生しますが、プロに相談することも検討しましょう。
資金準備をする
カフェの開業には、物件費、設備費、材料費などまとまった資金が必要です。また、従業員を雇う場合は、人件費なども発生します。事業が軌道に乗るまでの間の自己資金・生活資金はあらかじめ用意しておくようにしましょう。
自己資金だけで足りない場合は、補助金・助成金を活用することも検討しましょう。フランチャイズでの開業時に使える補助金・助成金については「フランチャイズ開業を補助金・助成金で有利に!賢い活用方法とは?」で紹介しています。
物件選びと内装の準備をする
いくら素敵なコンセプトのカフェでも立地が悪いと、集客に苦戦します。逆に好立地な場所は来店者数は増えますが、家賃が高いことが多いため月々のコストが高くなります。駅近やオフィス街、住宅街など、ターゲット層に合った場所を選びましょう。
物件が決まれば、内装や外装を決めていきましょう。以前に飲食店をしていた物件を活用する「居抜き物件」であれば、費用を抑えることが可能ですが、コンセプトと合わない可能性があります。開業前にかかるそのほかの費用とバランスを取りつつ、開業準備を進めていきましょう。
資格の取得や各種届出を提出する
カフェを開業するには、食品衛生責任者を設置することが義務付けられています。収容人数が30人以上の規模のカフェの場合には、防火管理者が必要です。どちらの資格も取得するためには、講習の受講が必要ですので、開業までに取得するように準備しておきましょう。
また、飲食店の営業や食品の製造・販売を始める場合は、飲食店営業許可が必須です。保健所から飲食店営業許可証を取得する必要があります。開業予定の店舗への立入検査が行われ、万が一不備があった場合は再検査になるため、こちらも余裕をもって設備の準備をしましょう。
フランチャイズのカフェ開業にかかる費用は?

カフェを開業する際に、最も気になるのが「どのくらいの資金が必要なのか?」という点でしょう。必要な資金は、店舗の規模や立地、内装、設備投資の内容、従業員に人数によって大きく変わります。あくまで参考値になりますが、フランチャイズに加盟した場合の費用を算出しています。
飲食A社 | |
---|---|
加盟金 | 約300万円 |
研修費 | 約50万円 |
保証金 | 約300万円〜 |
開業資金 運転資金 オープン費用等 |
約200万円〜 |
物件 | 必要 |
ロイヤリティ | 1,500円/席 |
合計 | 約850万円〜 |
※金額は税抜価格で表示しています。
※各社および出店タイプ等によって金額は異なります。また、設備・備品などの費用は考慮しておりません。
※上記は、IBJが調査した内容を基に、一般的な水準として掲載しています。詳しくは各業種および各社サイトにてご確認ください。
結婚相談所の開業資金との比較

カフェの開業は魅力的ですが、物件費や設備費など開業までの初期投資が大きく、運営が軌道に乗るまで時間がかかるリスクもあります。もし「独立開業をしたいが、資金やリスクが心配」という方は、カフェ以外の選択肢も検討することをおすすめします。
低リスクで始めやすい事業の一つとしておすすめなのが、結婚相談所の開業です。結婚相談所は、必ずしも物理的な店舗を構える必要はありません。そのため初期費用をなるべく抑えて開業することが可能です。また、開業初期に人を雇わずにスタートできるため、人件費は最小限で済み、求人経費や教育コストも抑えられます。低リスクでビジネスを始めたい方にとっては、最適と言えるでしょう。
IBJ結婚相談所の開業資金
IBJの結婚相談所ビジネスは、フランチャイズや代理店ではなく、独立オーナー制の契約形態を採用しています。独立オーナー制とは、オーナー自らが事業を立ち上げ、経営方針の決定や事業の運営を行います。オーナーが自分のビジネスモデルで運営するため、売上に対してロイヤリティは一切発生しません。
IBJで結婚相談所を開業した場合の開業資金と、運転資金は以下になります。
【開業資金】
項目 | IBJ個人契約プラン |
---|---|
加盟金 | 200万円 |
研修費 | 0円※加盟金に含まれる |
保証金 | 0円 |
開業資金 運転資金 オープン費用等 |
0円 |
物件 | 不要 |
ロイヤリティ | 0円 |
合計 | 200万円 |
※IBJの開業費用は個人契約プランの場合です。法人契約プランの場合、加盟金は400万円です。
※金額は税抜価格で表示しています。
【運転資金(個人事業主で開業した場合)】
以下の条件を想定しています。
●婚活カウンセラー 1名 ●会員数 50名 ●新規入会 2名/月 ●成婚 1名/月
項目 | 価格 |
---|---|
IBJネットワーク月会費 | 1万8,800円 |
新規会員データ登録費 | 4,000円 |
会員活動費 | 3万7,500円 |
月額費用合計 | 6万300円 |
IBJ結婚相談所の開業が向いている人は?

「何か自分でビジネスを始めたいけれど、どんな業種がいいか迷っている…」という方にこそ、IBJの結婚相談所の開業はおすすめです。
結婚相談所は店舗が不要なため初期費用が少ないという点が特徴ですが、開業後も在庫管理や仕入れが必要ないビジネスのため運営リスクを抑えることが可能です。
また、業界未経験でも安心して始められるよう、IBJでは充実した研修制度を用意しています。実際に開業者の約9割が未経験からのスタートです。
IBJでは、起業が初めての方に向けたサポートセミナーも開催しています。経験豊富な講師陣が基本的な知識から実践的なノウハウまで丁寧に説明いたしますので、興味のある方はぜひご参加してみてください。
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