婚活「家柄」問題
かつて、お見合いは「家と家」との釣り合いを重視したものでしたが
今のお見合いは、「お互いのフィーリング重視」。
とはいえ、学歴や経歴等が、自分と近い方を望む方が多いのも事実。
家柄というより、育った環境が近い人の方が
生活を共にする上で、ラクなのではないかというのが根本にあるわけですが
女性も当たり前のように4年生の大学で、法律や経済を学ぶようになり、海外にも積極的に留学し
男性と肩を並べて生きていく現代では、育った環境というより、
「今」お互いが置かれている状況が重視されます。
進学校で学ばずに大学受験の経験がない方と、塾や予備校に通い東大に合格した男性とでは、なかなか話が合うものでもありません、
もちろん、大学時代にテニスサークル等で出会っていれば、若者同士仲良くなりますが
お見合いという、「知らない二人が、ある日突然出会う」仕組みで
一緒に生活をする前に、何年もかけてお互いを知ることができないお見合い結婚の場合は
なるべく、似た環境で育った相手を望む気持ちもわかります。
ただし、1つだけ注意が必要なのは、その「同じ環境」というのが
親から譲り受けたものではなく、自分で作り上げたものであることが必要だということ。
親ではなく、本人たちの知的レベル、経験値の釣り合いが取れていないと
当然ですが、「好意を抱く」ところまでいきませんので、そこははき違えのないようにしてくださいね。