婚活カウンセリングのリアルラブ
あなたの婚活疲れ切っていませんか??婚活やめたくなったら…
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記憶の中のお父さんが、結婚のブレーキに。 #171
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。トモミさん(30代後半)の成婚事例を追いかけています。(1回1回独立した内容ですので、過去ログを読まなくても大丈夫です)ふだんは心配性で、安心と安全、導きを求める性格のトモミさんですが、どこかファンタジーを夢見る気質も。幼児期の家族との想い出に対しては、とくにそうでした。必要以上に、肯定的にとらえようとする傾向が見られました。それでもすこしづつ、リアルな記憶を取り戻してゆきます。どんな結婚生活をしたいのか?想い描いていたときのことでした。「思いやりと、尊敬がもてる結婚生活をしたい」「そのためには、なにができる?」そのとき、彼女が突然想い出した情景がありました。「小3か小4のころ、あばれたことがあったんです。」「物を投げたり、こわしたり!」一度きりだったといいます。母親に「あんたはお父さんに似ている」といわれたのがきっかけでした。内心、自分でもそう思っていたことだったのです。芋づる式に過去の記憶が。亡くなった最愛の婚約者に、一度だけ逆上しそうになった体験がよみがえってきました。そのときも、彼に「お父さんに似てる」とからかわれてカッとなったことが。自分は確かに「父を見下していた!」その気もちを、ありありと感じることができました。「嫌ですね。いまも抵抗があります。認めることができなくて」彼女の記憶の中のお父さんは、父はひとりでは生きていけない人。人当たりは良いが、世間知らずで。ひと付き合いが苦手。母しか頼れるひとはいない。身の回りのことをすべて母にやらせていた。
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「自分には何かが欠けている」という思いこみ。 #170
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのラルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。トモミさん(30代後半)の成婚事例を追いかけています。今回は、「ゆるぎないものが欲しい!という切実なお悩み」について考えてみます。トモミさんも、そのおひとりで、「ゆるぎないものが欲しいです・・」よく口にしていました。「ゆるぎないものがあったなら、もっと幸せになれるのに!」女性に限らず、案外多くの方が望んでいる、切実な悩みのようです。もっというと、「自分にはゆるぎないもの」が欠けている、という負の思いこみ。この「自分にはなにかが欠けている」感覚が多くの人を不幸にする、といっていいのかも。さて、ハートが開いてくると、過去のネガティブな想い出が甦(よみがえ)ってくることってふつうにありますよね。トモミさんが、あんなに「幸せな体験ばかりだった」と信じていた、婚約者の元彼との生活も例外ではありませんでした。彼が仕事のことで、将来に不安を感じているのがわかったとき、その不安を彼女には見せまいと振る舞ってるのがわかって、よけいに不安を覚えたことも。不安が伝染したかのような。かと思えば、「なんとかなるさ」とふたりで笑って前向きにとらえられたこともあって。「この違いってなんでしょう?」彼女から、そう質問されたことがありました。この事例をヒントに、ちょっと立ち止まって考えてみましょうか。「将来に対する不安」と、「なんとかなるさ」と。皆さんなら、どちらに信頼を置くでしょうか?「なんとかなるさ」というのは、たとえば、「きっと、うまくいく」という強い「信念」なら、それはそれで良いのです。たいていの場合は、「大丈夫だろう」というふり、根拠のない一時しのぎや、ごまかしだったりします。いずれ問題化するのは、目に見えています。むしろ、大事なことは、「不安」を感じる、「なにかがおかしい」と感じる、負の気もちの方を信頼してみること!信頼することで、それを人にも伝えることができるのです。ネガティブな直感に、「信頼」を置いてみる。不安な感情を信じてみると、そこでなにが見えてくるのか?問題だと感じているものごとに具体的に焦点を当てて、その正体をあきらかにしてゆく。たとえ初めはうまくいかなくても、状況はきっと好転します。
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元カレという亡霊にしがみついている…… #169
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。(一回一回独立した内容ですので、前回を読まなくても大丈夫です。)前回はこちら:#168お相手に「特別な感情が湧かない」あなたに贈る」 https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/33428/ きょうは、きのうのトモミさんの事例のつづきです。トモミさんは30代後半の女性。母親と、亡くなった元彼と、特別な人たちとの想い出に強く執着していたことがわかりました。彼女が、その共依存のワナからどう抜け出して新しい彼と成婚して行ったのか?子供のころから、人付き合いが苦手だった内向的なトモミさんは、もともと、母親への肯定的な執着が強かったのです。孤立感を解消するためにも、ひと一倍強く、特定の他者との一体感を必要としたはずです。相性が抜群だったという、婚約した元彼には、母親の肯定的な面を投影し、彼が亡くなってしまってから婚活で出会う男性たちには、その反動で、否定的な面を映していたともいえます。これを「転移」といいますが、元彼には、親密感を抱き、甘えることができ、依存し、信頼し、愛情をそそぎ、性的な感情を抱くことができ、尊敬があり、理想化が始まりました。婚活で出会う男性たちには、なかなか馴染めず、嫌悪があり、不信と軽蔑を抱き、ときに腹を立てたり、敵意すら覚え、恐れがありました。これでは、うまくゆくはずもなく。誰と、何度会っても。しかし、自分の内面への理解が進むことで、そのことに気づきをもち、いやしていくことができます。喪ってしまった元彼との恋愛でここからの学びはなにか?彼に依存していたとはいえ、それでも一度は、恐れの強い心配性の彼女が、自分のちからで、選択できたことは財産(リソース)でした。自らの意志で、愛の中に飛び込んでいった。他とは替えられない貴重な体験をいっぱいしました。「いい時間を共にすごさせてもらった!」それでいいのです。感謝して、手放すのみ。
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大抵の男性を結婚相手として見ることができない。 #168
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。きょうは、お見合い相手に、「特別な感情が湧かないんです。」そんなお悩みのあなたに贈るストーリです。つい先日もそう語った会員がいましたが。これが交際に進んでからも、おなじお悩みが出てくるとしたら、案外、根深いテーマのようです。そもそも感情を感じること自体が苦手。そういう方もいます。超自立型の女性に多いです。男性は輪をかけて、皆さん一様に感情を感じるのが苦手な傾向にあります。ここでは、感情自体は感じることができても、つまり感受性豊かだけど、特定の男性以外には、感情が湧かない。たいていの男性を、結婚相手として見ることができない。そんな女性の事例を取りあげてみますね。なにが彼女をそうさせるのか?お名前をトモミさんと呼びましょうか。30代後半です。数こそ少ないですが、深い恋愛体験がおありです。元彼とのことは、「美しい想い出です」と開口いちばんに、そうおっしゃったことが忘れられません。そう語るには理由があり、婚約中に病気で亡くなられたそうです。とにかく、特定の対象への肯定的な執着がものすごく強いのです。もうすぐ40になるので、「このままひとりは寂しいと思って」と、婚活を始めてみたものの。出会いはあっても、関係はすぐに終わります。長くつづかない。元々、人との交遊が苦手で、人の輪の中に入っていくのが大の苦手でした。ひと付き合いが不器用で、そんな自分を嫌悪していました。でも、人は好きだといいます。人間嫌いではないと。口数が少なく、どこか文学少女然とした残り香がありました。見た目も、男性受けのする可愛らしい感じの女性です。人に気をゆるすのがむずかしく、自分は対人恐怖症では?と病を疑って、恐れて生きてきたといいます。特定の誰かへの肯定的な執着の源は、実は母親への愛着だったとわかりました。「母は友だち以上の存在」「母がいてくれたら友人はいらない」そう語ります。元々、お母さんが病弱で、「母がいなくなったらどうしよう?」そういう動機から、元彼との恋愛も始まったといいます。ここまでお聴きして、婚活で、どんな相手にも「感情が動かない」理由がすこしづつ見えてきました。誰であっても、想い出のなかの元彼と戦って勝てる相手がいるはずもなく。心配性の性格で、恐れが強く、小さな恐れがいくつもあるのですが、母親や元彼の想い出に強く執着することで超えられてきた歴史があったのです。婚活と並行して、お話を聴き、癒しながら、ここからの学びはなにか?ふたりで探る旅が始まりました。
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言いすぎる人と、黙る人との闘い?結婚あるある。#167
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。きょうは、責めないコミュニケーションについて書いてみます。言いすぎる人と、黙る人は、ふたりでひとつのセットです。言いすぎる人も、黙る人も、相手を責めている点では同じです。黙る人も、実は相手を責めています。感情的に未成熟な点では、どちらも同じです。言いすぎる人は、相手のミスがゆるせなくて、直接、怒りに訴えて、ふたりの関係性をなんとか動かそうします。相手が自分の期待にこたえてくれない、自分の思い通りにならないいら立ちも見え隠れしています。喧嘩のあとでは、「すぐに感情的になる自分は、いつまで経っても大人になれないダメなひと」「だから自分は、人から嫌われるのだ」と、きっと自分を責めたてるでしょう。いっぽう、黙る人は相手が怒っているさいちゅう、悲しみやとまどいを感じています。「なぜこんなに責められないといけないの?」と、こころと頭を忙しく働かせています。いちばんダメなのが、その複雑な感情のありのままを、相手に伝えようとは、努力しないことです。その場に第三者がいたら、自己保身や、時間稼ぎ、イメージ稼ぎのためによけい黙りこくる人もいます。その場から逃げ出す人もいます。そのことがよけいに怒っている人の怒りをさらにあおって、火をつけてしまいます。もしも、これがTV画面の中で、バーチャルな世界で起こったことだとしたらどうでしょう?視聴者は、心情的にどちらかに加担するか、怖いもの見たさで冷静に受け流すのかのどちらかのはずです。日常で、自分が黙る人をやっている方なら、言いすぎる人に対して怒りが湧いたり、自分の中の攻撃性に火がつく可能性も。実際、TV「テラスハウス」で起きたことがそうでした。ふだん言いすぎる人は、「ちょっとやりすぎかな」とか、「自分は、もうすこし感情的に成熟している」と、優越感から距離をおくこともできます。しかし、自分が絶対的に正しくて、自分の中の攻撃性を正当化したい人は、やはりバッシングに走るでしょう。過去の自分の姿を見せられるのは、誰でもつらいからです。実は、黙るのも、「立派な」攻撃です。心理学では、受動攻撃とよばれます。黙る人は、「ひどい目にあっている」自分を正当化したいので、自分は被害者だと思いこみます。事実、そう振る舞いもします。怒りを直接出すのは恥だったり、人前で感情的に振る舞うことが醜いこと、と教えられている、個人の感情よりも集団の輪が尊重される日本文化ではとくにそうです。子供のころから、「がまんしなさい」としつけられもします。しかし、自己主張しないと生きてはいけなかったり、過当競争が激しい多文化、異文化圏では、必ずしもそうではありまん。むしろ怒らない人が悪いと見なされることも。列に並んでいて、横入りされたり、外国旅行などではよく体験することです。自己主張しないことは悪、という文化だってあります。
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そんなに愛されないと、ダメですか? #166
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。エーリッヒ・フロムの「愛するということ」を読みながらの感想のつづきです。後半では、いまニュースを賑わしているショッキングな事件についても考えてみようと思います。人は、現代人はとくにどう愛するか?よりも、どうしたら愛されるか?どうしたら愛される人になれるか?いわば愛される技術ばかりを、考えているというのは本当だと思うのです。そこに疑問をもつことさえ稀だと思います。結婚業界でもそれは常識に属することで、婚活市場が日々、そうした価値観を再生産しているかと思うと、忸怩(じくじ)たるものがあります。では、その愛されるための中身はというと、男性なら、社会的な成功やステータス、ハイスペックな諸条件、富と名声と、力の追求が上げられます。女性はというと、一般的には、魅力的に見せる外見を磨くこと。広い意味でのセックスアピールも。好感をもたれるような態度を身につけ、気の利いた会話を心がけ、人の気もちがわかる優しい人。そこは性差に関係なく求められる、お相手に好かれるための共通の要素かもしれません。社会や人の役に立ち、押しつけがましくない程度に謙虚さも大事な要素かも。多くの友人に恵まれ、人気があって、人々への影響力があれば、社会的に成功した人とみなされ、憧れの存在に。そうしたいまは未だ見果てぬ夢で、手の届かない価値がまぶしくて仕方のない人は、ときに嫉妬し、憎悪し、バッシングに走ったり、執拗ないじめや、中傷をくり返す存在に自らの価値を貶(おとし)めるのかもしれません。どう愛するかよりも、愛される技術ばかりを追求したはての、この社会が生んだ狂気といって良いのかも。それはまたあとで触れるとして。
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相手の機嫌をとるだけの結婚はイヤ。 #165
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。「たくさん持っている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのだ。」これは、エーリッヒ・フロムの「愛するということ」からの一節です。夭折した尾崎豊の愛読書だったといわれています。たしかに尾崎豊の曲には「愛」という歌詞や、愛をテーマに歌った曲が多い気がします。フロムはもっと過激なこともいっていて。「愛とは愛を生む力であり、愛せないということは愛を生むことができないということ」フロムにとっての愛は、とても能動的なものなのですよね。「もし人を愛してもその人の心に愛が生まれなかったとしたら、あなたのその愛が愛を生まないようなものだったから」ですから、成就しなかった愛は、愛ではなかったことになります。手厳しいですよね。もう少し引用してみますね。たとえば、「ある女性が花を好きだといっても、彼女が花に水をやることを忘れるのを見てしまったら、私たちは花に対する彼女の「愛」を信じることはできないだろう」「愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけること(だから)」なにか耳が痛いですよね。恋と愛を混同していた若い日の「若気の至り」を想い起こすと。顔から火が出る想いです。皆さまはいかがでしょう?さて、上のことばを読んでいて想い起された事例がありました。彼女が特別どうだというわけじゃなく。わたし達のなかにひそむ未熟さの典型ということで。彼女は40代前半の方。バツイチでお子さんがひとりいました。結婚生活は7年ほどとうかがったと記憶しています。婚活パーティで出会い、短期間で結婚してしまったようなんです。フロムのことばを借りるなら、「正しい対象(結婚相手)を見つけさえすれば、あとはひとりでにうまくゆくと信じている」そういう典型的な方でした。日本人の夫婦に多いですが。
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この手で幸せを掴むぞ!と奮い立たせてくれる歌声。#164
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活かウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。何回か前に「民衆の歌」がはやってますとお伝えしましたが。知らない方にアナウンスしますと、映画「レミゼラブル」の劇中歌。東宝ミュージカルのキャスト総勢41人が歌うShowstoHome版です。youtubeで4月末にアップされていらい実に452万回視聴されています。マイブームはつづいております。つづいているだけでなく、いまでは、会員さんにもすすめておりまして。笑リモート面談でいっしょに聴いたりしています。暑苦しいおじさんやってます。はいでも、この歌は誰にでもすすめているわけじゃ決してなく。わたしなりの取捨選択があるんです。きょうはそのことを書いておこうかと思います。性格が内向型で自分を責めがちな方、自己肯定感の低い方、自己価値が低い方、一言でいうと、ご自分になかなか自信が持てない方ですかね、おすすめしてるのは。外向型の方は、報酬型といって報酬をモチベーションにして自分で動けるのですが、内向型の方は、賞罰型といって罰を避けるのがモチベーションになる傾向があります。目標をもったり、自分をふるい立たせることにあまり慣れていない様子。なので、くじけそうになるハートを鼓舞してあげる必要があります。みなさん一様にこころがふるい立つ!と喜んでくれます。岩谷時子さんの訳詞がまたすばらしい。「民衆の歌」にはまちがいないのですが、「戦う者の歌」と訳されています。なにかと闘っているすべての人をふるい立たせる歌。その闘いの「列に入れよわれらの味方に」「砦(とりで)の向こうに」こそ明日があるんだ、と鼓舞してくれます。わたしなど、婚活もどこか孤独な闘いだと思っていますので。会員さんの交際が成立し、真剣交際に進めて成婚した暁(あかつき)など、「新たに熱い命が始まる」と本気でそう思っています。婚約者さんを連れてのご挨拶時など会員さんが生まれ変わったように見えることがあります。前とは別人に見える。
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本当は恐い共依存と癒着のはなし。 #163
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。前回は、自立の話しを掘り下げてみました。#162「自立の先のステージで見えてくる世界」 https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/33066/ 自立がいけないわけではありませんし、その先があるんだと理解するだけでよいと思います。たいていのカップルがうまくいかないケースには、自立の問題、自立した者同士の限界があるらしいとわかっておくだけでこんごの人生は、相当、変わってくると思います。おなじように依存が悪いわけじゃないです。依存時代の傷が大きい人は自立にこだわります。こだわるならまだしも、依存的な人をみると吐き気がしたり、毛嫌いします。見るのも耐えられないみたいな。過剰反応が起きます。自分の依存的な部分を受けいれられていないと人に優しくなれません。ただの厳しいだけの上司になったり、結婚してパートナーにモラハラしたり、パワハラしがちな超自立型の夫にはありがちです。女性の場合は、欠乏感を見せるのが恥ずかしいので依存的な自分を抑圧して隠してしまうケースが多いようです。上手に甘えられない、甘え下手な女性に。男性に身をまかせるのも苦手です。わたしたちは、依存のまったくない人はいない代わりに100%自立してるという方も幸いいません。ただ、その先には「相互依存(共同創造)」と呼ばれるステージがあるらしいそう覚えておきましょう。
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自立の先のステージで見えてくる世界! #162
こんにちは。東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。きょうの「婚活一日一善」をお送りします。前回は、究極の男女のパートナーシップについて映画を参考に考えてみました。#161「相手を殺してしまいたいほど憎いときもある?」 https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/33065/ さて、教育の目的は、社会に出てから有用な人材を育てること。そのためには精神的にも、経済的にも「自立」した人間になる必要があります。自立の反対語が「依存」です。そして自立した者同士が人生を共に生きる、と社会に誓いあうのが結婚です。ですので、自立は肯定的な概念として広く社会に受けいれられ、良いこと、好ましいこととして、それを疑う人はいないのではないかと思われます。では、なぜその自立しあったカップルが愛し合い結婚したはずなのに、現実には離婚が多かったり、いがみ合ったり、ケンカならまだしもお互いが「死んだような」心理状態でただの同居人としか思えず、待つのは定年離婚、なんて現象が世の中にあふれているのか?社会問題として、誰も真剣には考えてみたことがないかも。ただの愛情の問題、個人的な資質に帰せられ、相性が悪いからとか、親のしつけや、育った環境のせいにされたり、瑣末な問題としてしかとらえられていないように思われます。ところが、この自立の先には「相互依存」と呼ばれるさらに上のステージがあるのをご存じでしょうか?ときに共同創造と呼ばれたりもします。本当は、男女のパートナーシップに限らず、親子、上司と部下、友人間など、すべての人間関係に、また組織と個人、国と国などの集団と集団の関係にも、使える概念なのですが、ここではあえて夫婦間の関係性にしぼってお伝えしますね。とにかく日本の学校では、結婚についてはもちろん、幸せな結婚生活を送るにはどうしたら良いかとか、結婚したその先の、うまくいくパートナーシップ、幸せになるためのパートナーシップについてくわしく教えてはくれません。おそらく先生も親も世の中の大人は誰もそういった発想をしたことがないか、そもそも知らないからだと思われます。さいきんようやく、学問として教えはじめている大学があると聴きましたが。さて、ではこの「相互依存」とは、どんなステージなのか?それを考えるヒントになるのが「共依存」なんです。皆さんすこしは聴いたことがおありかも。さいきんよく耳にする「毒母」「毒親」論でいうと、親と子どもの関係は共依存的といえます。癒着の問題もあります。よく引き合いに出されるのが、アルコール依存症の患者をもつ家族の例です。お世話をし、介護する家族が患者の存在に心理的に依存し、患者も家族に依存している状態。アルコール依存症の夫は、妻に迷惑をかけていると知っています。ところが妻の方も、「わたしがいなかったら、あの人は・・」と夫の尻ぬぐいに自分の価値を見いだしている状態。
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