6月に入り、早くも梅雨のシーズンが始まりました。蒸し暑い・・、雨・・、湿気・・などのイメージがありますが、むかしから、季節の移り変わりの時期でもある梅雨を大切にし、楽しく過ごそうとしていたのだな、とわかります。例えば食べ物。この時期のイワシは脂がのって美味しいんだそうです。「入梅イワシ」という名前までついています。また、各地に紫陽花園などがあるのも、雨に打たれて生きいきと映える紫陽花を楽しむためですよね。婚活をしているみなさんは、どんな季節もお天気も、出会いの味方につけて欲しいと思います。雨の日に出会った二人の物語。お見合いの途中、突然の雨が。お見合いが終わってホテルのカフェを出た時には、土砂降りでした。U子さんは傘の用意がありません。お相手のS夫さんは先に帰ってしまいました。U子さんが雨宿りしていると、先に出たS夫さんが、ホテルの駐車場から車で出てきました。S夫さんは、U子さんの前で車を止めて、トランクにあった傘を貸してくれたそうです。その傘の色は「真っ赤」だったそうです。S夫さんは、照れくさそうに言いました。「出先で急な雨の時に買ったんだけど、他の色は売り切れてしまって、この色しかなかったんですよ。赤だからささないかな、と思ってトランクに入れたままになっていたので、どうぞ使ってください。あっ、そのあとは処分しておいてくださっていいんですよ。」と。お見合いの後は、現地で別れます。そのまま車に乗ることは安全上のこともあり原則として禁止されています。彼は彼女を車で送らないことで、ルールを守ったんですね。そして説明の時の照れくさそうな様子を見て、誠実さを感じたU子さんは、もう一度会いたいと思ったそうです。交際を始めた二人は、赤い傘のことを時々話したそうです。赤だったこと。その説明の様子に交換が持てたこと。ちょうど前を通りかかってくれたタイミング。後になってわかることですが、それらの一つひとつがご縁の始まりだったのですね。彼らは成婚されました。いつ、何が起こるかわからなくて、何が吉と出るかもわかりません。それには、行動あるのみ、なのですね。明日という出会いの期待に満ちた日が、どなたにもやってきます。楽しみですね!!