婚活本や婚活動画を見すぎの弊害みたいなものをヒシヒシと感じています。マニュアル化されたファッション、会話、デートコースなどを鵜呑みにし過ぎて、それ以外の事が起これば、パニックになってしまうとか、、普段の自分の生活スタイルと大きくかけ離れたファッションだと見抜かれて返って軽く扱われてしまっているケース。一生懸命に取り組み過ぎているのは分かるのですが、そんな方に限って婚活行き詰っているようです。 今、一生懸命に婚活活動している世代は、真面目で自分の将来に希望と疲弊を感じながら生きている世代です。仕事の在り方も変化した今、あまり未来が見えにくくなっている中で、何かを信じて少しでもよくしていこうとしています。専門的仕事をもった女性も、家庭も仕事も両方手に入れることを望んでいますから、パートナー選びも一昔前とは全く違うのです。 さて、では親世代は?というと、バブル中期~後期の世代だから、出身大学や職業、そして見た目の良し悪しさえ、もっともっと「うちの娘にはもっといい人がいるはず」こんな方が大変多いのです。自分たちが歩んできた、それなりの生活を子供達にもと願うことは間違ってはいないけれど、この数年の時代の変化を受け止めていればもう少し違う思考をもってほしいと思うのです。 子供達が生活スタイルや、自分の人生の先にあるものをみてせっかく選んだ人を、親世代が簡単に壊してしまう、、自立させないのです。では、それに逆らって自分の意見を押し通すかと言うとそうでもなく、お互いにとても依存しているように思います。ある意味では共存、ある意味では相互依存で離れられないというところです。 独身で40代まできてしまった方の婚活は、生活のスタイルが完成されているのでとても難しいし、女性なら子供をもつこと自体が難しくなってしまって、男性から結婚対象としてみてもらえることは恋愛感情がわかないととっても難しいものです。 だから少し不便でも、親子元気なうちは自活することを勧めます。自分の生活スタイルを親と一緒と捉えずに、新しい生活のパートナーを得る事に気持ちを向けていくためにも自立は大切です。精神的な自立が難しい今、せめて経済的な自立が必要不可欠です。 サロンでも、ご成婚寸前で破談になったパターンは「親の反対」が多いです。令和の時代にあった選択を出来る強さも、婚活には求められています。