心の広さ
「あの人は心が広い」と褒め言葉で使うのを耳にします。
私の周りには「この業界、心が狭い人が多いんですよ」と悲しい顔をして教えてくれる人が結構多いです。
先生と呼ばれる立場の年長者が従業員・弟子の独立を全力で嫌がる・・・とか。
ちっちゃい・・ですね。
博多弁では「こまい」と言います。
心が広い=優しい、我慢強い、怒らない、受け入れてくれる、謙虚、寛大
という人の事を指すのかなぁと思います。
「器が広い」とも言いますよね。
心が”広い”も”狭い”も、ほとんどの場合は周囲の人への接し方で判断するのではないでしょうか。
よほど人間ができた人でなければ、自分が大変な時に人に優しくはできません。
自分の事を後回しにして人の事を心配したり世話を焼いていると、
ストレスがたまって病気になるかもしれません。
女性は妻・母という立場になると、どうしても一人で頑張りすぎてしまいます。
結婚後は義両親・親戚との付き合い、仕事との両立、妊娠・出産・育児・・・
と初めて経験する事ばかりです。
私もそうでした。
全部一人でやろうとして(やらなければいけない理由はあったのですが)
目をつり上げ、髪を振り乱し、鼻の穴を膨らませ、足をバタバタさせ
視野も狭い。
いつもイライラ。
そんな状況で家族に接してもうまくいく訳ないですよね。
今、冷静に考えると分かりますが、真っ只中にいると全く分かりませんでした。
これが「心が狭い」状態。
分からない事は分かる人に聞く。
出来ない事・知らない事は「出来ません。知りません。教えてください」と素直に聞く。
困っている事を恥ずかしがらない。
人がどう思うかばかりを気にしない。
自分が一番大事です。
まずは自分が幸せになって余力が出てきたら、少しずつ心を広くしていってみてください。