家族が必要な時
”家族がいないと困るなぁ”と思う時・・。
まずは病気・手術・入院の時です。
健康な時は全く考えないし困らないんです。
それが、病気が発覚し手術が必要となると
・病状説明・告知:親族の同席を求められる
・手術前説明・手術同意書:親族の同席・署名を求められる
・入院に関する身元保証書:親族の署名を求められる
法的な根拠はないそうですが、病院側は必ず「ご家族に」と言います。
本人が同意し費用の支払い能力を証明できれば問題ないと思いますが、
「どんなに親しい他人(社会的地位がある・収入がある)より家族」だそうです。
私が今、この状況になったら署名できるのは姉(姪・甥)と80代の母親しかいません。
入退院の時、荷物の運搬も事務手続きも一人です。
まぁまぁ寂しいです。
以前、骨折して手術を受けた知り合いの男性が
「どうしても尿瓶を使わないといけない時、姉に言うと嫌がられた。
奥さんはすっとやってくれた。結婚しててよかったって思った」
と言っていました。
そんなもんだと思います。
結婚は日常・現実です。
ボロボロな顔、きったなーい姿、余裕がないところをお互いに見せながら
「しょうがないな」
「いいよいいよ。お互い様だから」
と支え合い、助け合い、何かを諦め、受け入れながら家族になっていきます。
私の周囲でも、自分の老後を考えるような年齢になり
「やっぱり結婚しておけばよかった。このままずっと一人は心細い」
と言い出す人がたくさんいます。
病気の時、衰えを感じた時、
”貯金がある””保険にたくさん入っている”とは別の安心感・心の支えの大切さを痛感します。