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木村 恵さん

アーチ結婚相談室
代表 木村 恵さん

結婚する力はすべての人に備わっています。
それを引き出すのは、私たちの「仲人」の力です。

大阪梅田の徒歩圏内で「下町の温かみ」を感じさせる大阪天満宮・南森町。この地で相談所を経営する木村さんは、理論と人情を兼ね備えた女性オーナーで、実は開業19年の大ベテラン。そんな木村さんに、開業の経緯やこの仕事のやりがいを伺いました。

(取材日:2017年01月18日)

結婚相談所をはじめる前は何をされていたんですか?

大学を出て就職したのは、睡眠時間は3,4時間も当たり前な「まさにベンチャー」という出版広告代理店でした。入社数年で新しい就職専門情報誌を立ち上げた時は、営業から制作から人材採用から何から何まで自分に任してもらえ、私自身、働くのが大好きでしたので、楽しい会社員時代を送っていました。

実家は子ども服の製造業を営んでいて、住み込みの職人さんが何人もいましたが、そんな頃、父が倒れたんです。母親だけではなかなか難しくて、戻って家業を手伝うことになったのですが、一念発起、その会社に自分で出資して、前職の経験を活かせる広告代理店に業態転換しました。

結婚相談所をはじめたきっかけを教えてください

自分で広告代理店を始め、地域誌やコミュニティサイトを運営していたのですが、法人を相手に〆切のある仕事はなかなか自分の時間がもてません。それで子どもが保育園に入るのを機に少し働き方を変えたいな、と考えたのです。自分で自分の時間をコントロールできる仕事がしたい、と。その時に「そうだ、結婚相談所だ」と閃いたのです。

実は母が無類の「お世話好き」で、地方から出てきた職人さんに結婚相手をお世話していました。その姿を子どもの頃からずっと見ていた私にとって、「お世話焼きの仲人さん」はとても身近な存在でした。
学校から帰ると、我が家の応接間で若い男女がお見合いしているのは見慣れた光景でした。母のお世話で結婚した方々からは、本当に感謝されている。ずっと長くできる仕事だし、人から感謝される良い仕事だなあ、と。当時、「これからの世の中は、人と人との繋がりが大事になってくるはず」とも感じていた私は、結婚相談所を始めることにしたのです。

最初から順調に進みましたか?

いえいえ、最初のうちは大変でした(笑)思い切って広告を打っても反応はわずかで、最初の数年は会員さんも数名レベル。今のように全国的な連盟組織もインターネットのシステムも無くて、会員さんもほとんどが遠距離お見合いで、一件のお見合いを組むのが本当に大変で、大変で…(笑)ただ、当時の経験が確実に今につながっていますし、当時お世話になった皆様とは今でも良い関係を継続できています。
事業が軌道に乗ったのは、関西の会員さんが大勢いる連盟に加入したころからだと思います。またIBJに加盟したことで会員さんのお見合いが安定して組めるようになったことが良かったと思いますね。
特に10年くらい前からは紹介で入会される方が殆どになりました。成婚退会された方はもちろん、現役の会員さんまでがお友達や知り合いに紹介してくださるようになりました。

特に印象的なカップルについてお聞かせください

成婚された会員さん一人一人に思い出がありますが、特にまだ駆け出しのころに忘れられない一組のカップルがいます。
当社の会員は男性で資産家の息子さん。お相手の女性は、今でもお世話になっている大ベテランの先輩相談所さんの会員さんで、歯科医のご令嬢でした。
本当にお似合いの爽やかなカップルで、お見合いから交際と順調に進み、成婚も間近かという時期に問題が起きました。
なんと男性側のご実家の事業が傾き、倒産してしまったのです。会社の重責を担っていたお父様が自己破産することになってしまいました。

男性は資産家の息子から一転、無職で無収入。女性は歯科医の親御様から託されたご令嬢。いくら本人たちは結婚したいと思っていても、親御さまの気持を考えたら現実的にはなかなか難しい…という状況でした。
女性側のベテラン仲人さんにも何度も相談し、アドバイスと協力をいただきながら、男性のお父様とご本人に何度も何度も女性のお家にお話合いに出向いていただきました。
そこで女性のお母様がおっしゃったことが今も忘れられないのですが、「マイナスからのスタートだったら反対したかもしれませんが、2人はゼロからのスタートです。2人でゼロから頑張ればいい」と。 「なんて器の大きな、懐の深いお母様なのだろう」と胸が詰まったのを昨日のことのように覚えています。

御社のこだわりや特徴をお聞かせください

少人数制、30人の定員制で「成婚にこだわる相談所」というのが、私のポリシーです。 相談所に興味があって来られた方にも「入りなさい」とは言いません。 その人のことを思えば決意を促すことはあっても、決めるのはその人自身であり、自分自身がその気になったときこそ婚活を始めるベストのタイミングだと思っています。

他には「おしゃべりの会」というのを定期的に行っています。会員さん同士、4,5人で自由におしゃべりする会です。
私の仕事は、コロッケを買ったり、お菓子を買ったりして、美味しいものお腹いっぱい食べて幸せな気持ちになって帰ってもらうこと(笑)
実はこれ、会員サポートの一環なのです。実際のところ婚活ってなかなかしんどいんですよ。ゴールに辿りつくまでは失敗と挫折の連続なのです。
一番大切なのは「あきらめないで続けること」なんですけど、その前に心が折れてしまうんです。そんなときに会員さん同士でざっくばらんに話してもらうと「ああ、婚活がシンドイのって、私だけじゃないんだな」って分かるんです。
男女混合の会なのですが、出会いの場というよりも、男性も女性も同じような気持ちで頑張ってるんだと分かるのが大事だと思っています。

これから結婚相談所をはじめる人へ、メッセージやアドバイスを。

これは私の考えなのですが、親の務めが、子どもが学校を出て就職するまで育て上げることだとするならば、子どもができる「最大の親孝行」は、「結婚して家族を作る」ことだと思います。
子どもが結婚をし、新たな家庭を築いていくことで、大切なものが未来に繋がって行きます。私たち結婚相談所、仲人はそのお手伝いをする仕事です。簡単なお仕事ではありませんが、やりがいは無限大で、収益以上に得られるものも多い仕事、挑戦し、長く続けていく価値のあるお仕事だと思っています。
この素晴らしい仕事を始めてみようという方がいれば、私が素晴らしい先輩方にしていただいたように、いつでも仲間として受け入れてあげたいですね。

取材日:2017年01月18日

インタビュー:IBJ

アーチ結婚相談室のウェブサイト:
https://www.archkekkon.com/

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