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マリッジ・アージュ代表
櫻井清子

「人の人生に係わっている」
その責任感が仕事の支えです。

マリッジ・アージュ代表 櫻井清子

2003年に相談所を起業し今年で10年。日本結婚相談所連盟(IBJ)には2006年の連盟立ち上げ時から参画。豊富な成婚実績と柔和で温厚かつ一本筋の通った人柄から、多くの結婚相談所の仲間からもリスペクトを受けるマリッジ・アージュの櫻井さん。 相談所を始めたきっかけから軌道に乗るまでのこと、IBJに対するメッセージ、これから相談所を始める皆さまへのメッセージをお聞きしました。(取材日:2013年4月18日)

相談所をはじめたきっかけをお聞かせください

実は38歳までずっと専業主婦で、外で働いたことがありませんでした。それが知人から保険の外務員に誘われ、女性が生き生き働いている姿を見て、「私もやってみたい!」と思いました。ちょっと遅い社会人デビューです(笑)ここで仕事の楽しさや社会で働く楽しさに目覚めました。
その後いくつかの職場で働きました。気がつくといつも若いスタッフたちの相談ごとを受ける役になっているんですよね。そのころ「自分は人との関わりを大事にする仕事をしたいのだ」と気がつきました。それで求人情報から大手結婚情報サービスを見つけたのが、婚活業界との最初の接点ですね。
その会社では、実際には事務系の仕事をしていました。会社からも大事にしてもらい、楽しく働いてはいたのですが、会員さんのお世話などの方針で納得いかないところもあり…。どこか自分の中でそれが重荷に感じるようになってました。それで「逃げずにやろう」「自分でやるしかない」と一念発起し、自営・独立の道を選びました。主人や子供たちの理解があったのが、ありがたかったですね。その時は日本仲人連盟さんにお世話になりました。
当時はまだ「婚活」という言葉の無い時代でしたが、日本結婚相談所連盟(IBJ)も無かったです(笑)

立ち上げ時期から順調でしたか?

カウンセリングスペースには花が飾ってあり、華やかな雰囲気。女性にとっても安心できるスペースです。

今でも試行錯誤の連続ですが、立ち上げ当初は本当に苦労しました(笑)
一番初めは「ホームページを作れば、自然と集客できる」と思っていましたが、すぐに間違いだと気付きました。なにしろ問い合わせの電話が全然鳴らないので「電話が壊れてるのかしら」と思ったこともありました(笑)
大きな資金は使えませんので「お金を使わないなら、知恵と体力を使うしかない!」と考えを切り替え、なんでもトライしました。自分でチラシを作り、朝昼晩と駅前で配りました。実際にやると分かるのですが、誰も簡単には受け取ってくれません。そこでチラシは筒状に丸め、100円ショップで買ったリボンをかけて配るようにしました。声のかけ方も「お願いします」から「ご紹介ください」に変えたり。日々日々、それは試行錯誤の連続でした。その年の暮れから年明けにかけてチラシを見た数人の会員さんが入会してくれました。本当に嬉しかったですね。
当時は何より最小限のコストを心がけていましたので、事務所も格安のレンタルオフィスでスタートしました。こちらが入会面談をしていると、隣の部屋から離婚相談の声が聞こえてきたり…(苦笑)。今となっては良い思い出です。立ち上げから一年ほどで、「自分の事務所を持たないと」と思い、今の事務所に移りました。

安定経営へのターニングポイントを教えてください

少しずつ新聞やフリーペーパーなどの広告にもトライしましたが、なかなか「これだ!」という効果の良い広告は無かったですね。
一方で、実際に入会してくれた会員さんのお世話をしているうちに、自分のホームページが薄っぺらだったことに気付かされました。「一般論しか書いてないな・・・」「実際の会員活動はどういうものなのか」「こちらがどんな気持ちでどんなお世話をしていているのか」これでは全然伝わらないな、と。それでホームページを全て自分のコトバで書きなおすことを決意しました。ストレートに、リアルな思いをぶつけたい。ホームページの写真のモデルも自分の息子夫婦に協力してもらいました。
同時にウェブマーケティングを独学でゼロから学びました。50代でしたが年齢なんて関係ない。3年ぐらいかかりましたが、それから集客が安定し、成婚も順調に出るようになりました。この時期、2年目に入会してくれた会員さん11名のうち9名が成婚になったのは自信になり、誇りに思っています。

日本結婚相談所連盟(IBJ)に入られたきっかけは?

机の上にはIBJ優良相談所認定の盾が誇らしげに飾られています。

IBJの立ち上げは2006年でしたよね。Yahoo!グループから独立した会社、インターネットのマッチングサイトをしている会社ということで、「ネットの会社、システムの会社なのかな」と思っていたのですが、「ネットだけでは成婚は出ない」「ネットと人の手によるサポートの両方が大事」というのを聞いて、「これ良いかも」と思い加盟しました。
まだまだ古い体質の会社が多く、現場からの提案や意見が「文句」ととられることが多い世界で、きちんと相談業をビジネスと捉え、ルールやシステム改善の提案などをビジネスとしてしっかり受け止めてくれそうだ、と感じました。

日本結婚相談所連盟(IBJ)に一言お願いします。

最近、若い結婚相談所オーナーが増えているのは良いことだと思います。相談所を始める方も増えているようですね。ただ、自分の経験でいえば、皆さん最初は何から手を付けて良いか分からないと思います。「何が分からないのか」すら分からない(笑)なので、立ち上げから2~3ヵ月はもっと頻繁に、例えば週に一回など、レクチュアの機会を作ってあげるなどしたほうが良いと思います。
定例会も東京は新しい方が多いので、ベテランの相談所さんがもっとたくさん参加するような、良いところをもっと取り入れるような、そんな工夫をしてほしいですね。
あとは、加盟している相談所さん全体の「質の向上」「信頼性の向上」にも、引き続きもっと取り組んでほしいな、というのが要望です。

これから相談所をはじめることを考えている皆さまにメッセージを

インタビュアーの土谷(左)。「櫻井さんと話しているだけで、ほっこりしたやさしい気持ちになれるんです。」

ビジネスとして申し上げると「小さいといえども事業をするのだ」という覚悟が必要だと思います。IBJに加盟すれば自動的に売上や利益が出たりするわけではありません。大事なのは自分で試行錯誤し知恵を絞ること、一つずつでも実行に移すことだと思います。
また「結婚相談所」をするのであれば、「お金儲け」だけ考えていては難しいです。「人の人生に係わっているのだ」「自分の子供だったらどうするだろうか」といった責任感や使命感が必要だし、社会的意義にやりがいを感じるような方が向いていると思います。そういうお気持ちであれば結果は後から付いてくるのではないでしょうか。

取材日:2013年4月18日
インタビュー:株式会社IBJ 取締役 土谷健次郎
マリッジ・アージュのウェブサイト :  http://www.mariage-age.com/

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