高級着物販売員歴30年、倫理道徳と社会教育を推進する研究教育団体で学んできた経歴を持つ、仲人カウンセラーが運営する結婚相談所「マリッジサポート・イトカワ」でございます。当社は和歌山県の南部に位置する田辺市と神戸市中央区の元町商店街にて、2022年に創業76年を迎える2店舗の高級呉服店を営んでおります。その「老舗呉服店」が運営する結婚相談所が「マリッジサポート・イトカワ」でございます。ご相談に来られる方からは「なんで呉服屋が結婚相談所を運営するのですか?」とよく聞かれます。調整能力の高い職業=老舗呉服販売店着物は本来、冠婚葬祭にまつわる人生の門出の瞬間を彩り、和装をする事でご家族の思い出に、より大きな特別な儀式としての思い出が記憶されます。特に婚礼にまつわる和装は新郎新婦だけでなく、一人でも多くの出席者が和装をする事で、式全体の重みや壮麗さが増し、主催者や会場となるホテルなどにも喜ばれます。最近では、ホテルに出入りする際のドレスコードも曖昧になりつつあり、ホテル側も威厳を保つことに苦慮しておりますので、日本の民族衣装で最高位の正装となる「着物」で訪れて頂ける事は、ホテルの格式も保たれてとても喜ばれます。余談になりましたが、結婚式に限らず、結婚時には昔から着物に深い縁がございます。最近ではめっきり少なくなりましたが、お嫁入り拵えとして一生分の着物を買い求めて和箪笥と共に嫁いでいくという事が習わしとなっていた時代もございます。最近は、そのようないわゆる「嫁入り拵え」という風習はほとんど無くなってしまいましたが(涙)、結婚を機に婚礼時以後もお宮参りや七五三・入園・入学式など、結婚後に和装をされる可能性が高まります。老舗の呉服屋は、お得意様と深い繋がりを持ち、代々に渡って長い取引をさせて頂きます。当社は2021年に創業75年を迎えましたので、親子5代に渡ってお付き合いをさせて頂いているお得意様もいらっしゃいます。本当に大変ありがたい事です(涙)。又、当社は創業以来、外商といって、お得意様のご自宅に出向いてお好みの着物をご覧いただきご購入頂くという販売方法を主として行っております。その為、お客様とより深い信頼関係が必要となりますし、販売員にはお客様の事情に応じたパーソナルな対応が求められます。【例えば】お手持ちの着物や帯の内容を把握して似通った品物をお薦めしない。お手持ちの品物を活かせるコーディネートを提案する。お付き合いのある方同士にも似通った品物をお薦めしない。懐事情に応じた最適品をお薦めする(場合によってはそれが見つかるまでお薦めしない)決裁権を持っている方を見極める。(ご主人が購入に好意的かどうかを見極める。)親子3代でお孫様の着物を選ぶ際に意見が分かれそうな場合は、お祖母様を立てつつ、お母様の意見を取り入れて、お孫様の好みに合った最も似合う品物に導いていく。世間話などのお話にはしっかりと付き合い、気持ちよくお話をして頂く。家族の陰口を聞いた際(嫁姑問題など)は、同調はしても決して乗っかって意見を言わない。…などなど、30年以上に渡って培ってきたお客様に応じたパーソナルな対応能力が、結婚相談所での会員様へのカウンセリングに大いに役立ちます。