婚活疲れ
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「傲慢と善良」
みなさんこんにちは☆
突然暖かくなり「今年は〝寒の戻り〟はなさそうですねぇ…」なんて話してみれば、ほれみたことかと雨が降り寒くなりましたね(笑)
そんなお天気もやっと落ち着き、お花見を計画するのにピッタリな気候になってきました♫
3月は12月とは少し違った終わりの月。4月に向けて新しいことを始めてみようと気持ちを新たに迎える方も多い季節です。
こういう時期に思い切って〝婚活〟を始める方も多いと思います。
ただ、婚活は人と人とのご縁の問題。
早くにご縁が巡ってくる方もいれば少し時間のかかる方もいます。それは仕方のないことなんです。ですが、そうなるとやってくるのが…
〝婚活疲れ〟
私も婚活真っ最中の友人から聞いたことがあります。「私は向いてないんじゃないか」「私は一生1人なんじゃないか」「こんなに上手くいかないのは私が人として問題があるのかもしれない」…などなど。そんなことないんですよ!?
せっかくお金を払って婚活しているのだから怠けちゃいけない!もったいない!と思いつつも上手くいかないのが続くと「少し休みたいな…」と落ち込むこともあるそうです。
今日は!そんな方に!そんな時に!読んでいただきたいオススメの本があります!
傲慢と善良
聞いたことありますか?
辻村深月さんの作品です。
恥ずかしながら辻村深月作品を1つも読んだことがなかったのでどういったジャンルなのかもわからず読み始めました。だいぶ厚い本なのですが気がつけば1日でばーーーっと読み切ってしまいました!
どうしてここで私がこの作品をオススメするかというと…
なんと!婚活する男女のお話なんです!
思ってるよりもリアルな心情が描かれていて「え?辻村先生、婚活されてました?」
と思うほどでした。
作中に登場するのは婚活疲れ気味の男性、〝結婚こそが幸せ〟と考える親世代からのプレッシャーの中で生きる女性。悩まずに良い人に出会い結婚した人たち。
「あぁ、これでダメならまたイチからか…」
「ピンとこないって言うけど別にみんなピンときて結婚してないよ。」
「恋愛で付き合ったあの子は100%、今の婚活の子は…70%くらいかな」
これは自分だけが抱いている事なんだろうか…と思っていたことを見事に登場人物たちが言ってくれて「うんうんうん!」となりました。同じこと思ってる人がいた!!!考えてしまって罪悪感を抱くところまでがセットなのも同じ!
逆に、結婚相談所の方の「お相手につける値段はそのまま自分が自分に付けている値段です。」「みなさん、謙遜しながらも自分の値段は高いですよ。」
このセリフも「あぁー…そうなのかぁ…」「これが傲慢か…」と上手くいかないのはこういうところを考え直さないといけないのかもなぁ…と反省するところもありました(汗)
小説ですしもちろんフィクションなんですが(セリフもこんな感じだったかなぁ〜程度です)こういう風に悩んでる人たちはたくさんいるんだろうなぁ…と考えさせられるお話でした。
中でも私が1番心に響いたのは「目的がハッキリしている人は早い」みたいなセリフでした。
どうして結婚したいのか、子どもが欲しいのか、どんな家庭を築いていきたいのか…そういう「こうしたい!」という理想や未来がある人の方が相手を見つけやすいと書いてあって、「あぁ、うちのカウンセラーもよく言っているなぁ」と思いました。
ぼやっとなんとなく〝結婚したいです〟だと自分でも未来がイメージしにくいんでしょうね。
婚活に対するメッセージがたくさん詰まっていて、考えさせられたり、反省したり、勇気づけられたりすごく心が揺さぶられるお話でした。
婚活している友人から勧められて読みましたが、友人も「婚活疲れ真っ最中だったけど、もっとちゃんと考えて、また始めてみよう!て気になったよ!」と言っていました。
ばーーーっと勢いで読んでしまったのでもっともっと心に響く言葉や婚活を成功させるヒントがあったんじゃないかと思うので、もう一度、今度はゆっくりじっくり読み直してみようと思います。
婚活に悩む男女のお話ですが、落ち込む、暗い気持ちになるお話ではありませんのでぜひ、気になる方は読んでみてください。
そして、新しい季節の始まりにもう一度、婚活頑張ってみましょう!!!