男性仲人が見た「嫌なこと、全部やめても生きられる」の感想
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目次
- 令和時代の最強インフルエンサー「プロ奢ラレヤー 」
- 現代社会は「ストレス耐性スキル」が過大評価されすぎ
- なぜ人はプロ奢ラレヤーに奢りたがるのか?
- 「自分は何にストレスを感じるか」をしっかり考えよう!
令和時代の最強インフルエンサー「プロ奢ラレヤー 」
皆さんは「プロ奢ラレヤー 」という人をご存知でしょうか?
ツイッターで9万人のフォロワーがいる、いわゆる有名インフルエンサーなので知っている方も多いと思いますが、知らない方のために簡単に説明すると、ツイッターでご飯を奢ってくれる人を募集してそれで生活しているという人です。有料noteの販売などで現在の月収は3桁万円なのだそうです。
私はゾゾタウンの前澤社長やホストのローランドさんといった「ユニークな人」「突き抜けている人」が好きなのですが、中でもこのプロ奢ラレヤーは別格です。何が別格かというと、「他人の価値観に影響されない」という点において、とにかく徹底しているのです。
そんなプロ奢ラレヤーの初の著書「嫌なこと、全部やめても生きられる」が本日発売になりました。早速読んでみましたので、レビューを書いてみたいと思います。
現代社会は「ストレス耐性スキル」が過大評価されすぎ
本書の基本的な趣旨は、タイトルにもある通り「嫌なことをせずに生きる」。
もう少し具体的に言うと、自分がストレスに感じること、苦手と思うことを見極めて、それを世間体を気にせずバッサリと切り捨てる。で、できるだけ無駄なコストを抑えてお金と精神の余裕を作り、その余裕の中で自分が得意な事、ストレスに感じない事をやる、というのが一番効率がいいんじゃないか、という趣旨です。
「仕事はつらいもので、生きていくためには努力しないといけない」という固定観念がある人には簡単に受け入れられない考えかもしれませんが、私はこのプロ奢ラレヤーの考え方のほうが、本来の人としての自然な生き方なのかな、という気がしています。
昔からずっと感じていたことなのですが、現代の日本社会は「ストレス耐性スキル」が高い人が、おおむねどの分野においても高い地位を得ています。本書にも出てくる「負けない・投げ出さない・逃げ出さない」人たちですね。
もちろんそういう人たちをけなすつもりは毛頭ありませんが、「ストレス耐性スキル」が高い、というのはただの個性の1つであって、「ストレス耐性スキルの高さ=人としての普遍的な能力の高さ」ではないと思うのです。ましてや「ストレス耐性スキル」の高い人間ほどお金儲けが上手い、なんてことがありえるでしょうか?
なぜ人はプロ奢ラレヤーに奢りたがるのか?
本書で紹介されている、プロ奢ラレヤーに奢りにきた人は、弁護士のような社会的地位のある人から、風俗嬢や障害を持った方まで本当に様々です。
なぜいい大人が、わざわざお金を払ってまでプロ奢ラレヤーに話を聞いてもらいたがるのか?
私はそれは、彼が「フラットな目線」を持っているからだと思います。
大人は皆、今の社会のルールが「いびつ」な事を薄々感じていて、それでも「良識ある大人」だから特に文句も言わずルールに従って振る舞っている。でもそれをプロ奢ラレヤーに「それって変だね、ウケるね」と言ってもらうことで、心の健全さを保ちたいという気持ちがあるのではないでしょうか。
とはいえそのルールも、大きく変わり始めている気がします。本書で紹介されている「性行為なしで月50万稼ぐパパ活女子」や「業務用の避妊器具を同級生に販売して月3万稼ぐ中学生」の話を読むと、「毎日満員電車に揺られて会社に行き、毎月2,30万稼ぐマン」のほうがそのうち希少種になるかも知れませんね。
「自分は何にストレスを感じるか」をしっかり考えよう!
ここで記事を終わってしまうとIBJ本部の人に怒られそうなので無理やり婚活に繋げてみると、婚活においても「自分はどういう結婚をしたいのか」をちゃんと考えることが必要だと思います。
周りが皆結婚しているから、親に口うるさく言われているから・・でなんとなく婚活するのではなく、「自分は何に幸せを感じるか」「自分は何にストレスを感じるか」というところからしっかり考えましょうね。そうすれば、どういう条件のお相手がいいかもおのずと見えてくると思います。
もちろん、考えた結果「やっぱり自分は独身でいいや」という結論になっても、それも立派な「婚活」だと思います。