島に嫁いで、初めて「お母さん」と呼ばれた日・・・
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目次
- ステップファミリーの呼び名問題
- 娘が初めて「おかあさん」と呼んでくれた!!
- お母さんになって、初めての「母の日」
- 一歩を踏み出したからこそ今の幸せがある
ステップファミリーの呼び名問題
昨日は「母の日」でしたね。
「母の日」にちなんで、ちょっと素敵なお話をお届けします!
昨年の夏にシングルファーザーだったI君と結婚相談所でご成婚したSちゃん。話の流れ上、SAKIちゃん(仮名)と呼ばせてもらいます。
SAKIちゃんは去年の10月に福岡から宮古島に移住、12月に入籍して結婚式を挙げました。41歳まで独身でしたが、シングルファーザーのI君と結婚したことで、いきなり7歳の女の子のお母さんになったわけです。
娘のMちゃんは、4歳くらいで実の母親とは離れており、以来連絡をとっていないので、お母さんの記憶はほぼありません。お父さんが結婚したことで、お父さんの奥さんであるSAKIちゃんと3人家族になったのですが、MちゃんはSAKIちゃんのことを「ママ」や「お母さん」とは呼ばず、名前から「さっさん」と呼んでいました。
Mちゃんが学校や外出先で、I君のことは「パパ」と呼ぶのに対して、隣にいるSAKIちゃんのことを「さっさん」と呼ぶことにどこか違和感を覚えていたSAKIちゃん。
Mちゃんの気持ちを大事にして、無理に呼ばせるのではなく、いつか「お母さん」と呼んでくれたらいいな。。。
いや、もしかしたらその日は来ないで、ずっと「さっさん」なのかも。。。
なんて、さみしい気持ちになっていたある日。
夕飯やお風呂も終えて就寝前のひと時、Mちゃんと何気なくお喋りしていたSAKIちゃんが、
「さっさんのことはお母さんだと思って、Mちゃんが思ってること、良いことも嫌なことも、遠慮しないで何でも話してくれていいんだからね。」
とお話したところ、ベッドに入ったMちゃんがひとりシクシク泣いているのを見てしまいました。何か変なことを言ってしまったかと心配した翌朝、Mちゃんがどうして泣いていたのか聞いてみると、
「さっさんのことをお母さんだと思っていい」
と言われたことが嬉しくて泣いていたのだと、それを聞いてSAKIちゃんも嬉し泣き。
もしかしてMちゃんは、SAKIちゃんのことを「お母さん」と呼びたいと思っているのに、恥ずかしくてキッカケがつかめていないだけ?!
娘が初めて「おかあさん」と呼んでくれた!!
そんな出来事があった翌日、夕飯の食卓で突然I君が、
「Mちゃん、今日からパパのことは『お父さん』と呼びなさい。さっさんのことも『お母さん』と呼んでいいんだからね!」
と謎の宣言(笑)SAKIちゃんは、
『心の準備が出来てないのに、何をいきなり言い出すか?!』と内心バクバク
あっけにとられたMちゃんだったが、その後しばらくして、
「さっっ、アッ、おっかぁさん、、、」
SAKIちゃんの心臓は跳ね上がる程の喜びで、
「いっいま、おかあさんっていったとぉ!!!!」
でもココでそれを言ったら、Mちゃんが驚いて、また「さっさん」に戻ってしまうかもしれん!冷静に冷静に、、、平常心を装ったのでした(笑)
ナイスタイミングでI君が声掛けしてくれたお陰で、それ以来「さっさん」ではなく「お母さん」と呼んでくれるようになりました。
きっと、Mちゃんも大好きなSAKIちゃんを本当のお母さんと思って、早く「お母さん」と呼びたかったに違いない!!
お母さんになって、初めての「母の日」
「お母さん」と呼ばれるようになり、家族になった実感をひしひしと味わってる中、GW最終日は『母の日』
サンエーやドン・キホーテでは、『母の日』のポスターが沢山貼られています。
今までお母さんがいなかったMちゃんは、母の日に特別なことをして来なかったので、『母の日』が何かも知らず、SAKIちゃんに
「母の日ってなぁに??」
と聞いたそうです。
「お母さん」になったばかりのSAKIちゃんは、「お母さんに感謝する日だよ。」と自分で言うのも気が引けて答えることができなかったようですが、SAKIちゃんが席を立った際に、I君がMちゃんに
「母の日はお母さんにありがとうを言う日だよ。Mちゃんがお母さんに何かしてあげたいと思ったらやってあげたらいいよ。お手紙を書いたり、プレゼントを買ってもいいし、もしMちゃんが出来ないことで、お父さんで力になれるなら手伝うよ。」
と伝えてくれたようです。
「お母さんの為に何をプレゼントしようかなぁ??」
一晩いっぱい考えたMちゃんは、ちょうど最近、宮古島市から子ども一人一人に配布された「ワイドークーポン券」(コロナ経済対策商品券)を使うことを思いつきました!
「Mちゃんのワイドークーポンでお母さんが食べたいものを食べに行こう!!
お父さんのお手伝いは、レストランまで運転してね!!」
一歩を踏み出したからこそ今の幸せがある
一年前、SAKIちゃんが「結婚したい!」と結婚相談所への入会を決意し、一歩を踏み出したことが宮古島へのご縁に繋がり、一年後、こんな家族の幸せに繋がっていたなんて想像もつきませんでした。
過ぎてしまった時間は戻りません。SAKIちゃんとI君、今できる精一杯をやろうと、また新たな一歩を踏み出す決意をしたようです。
♡人生は本当に素晴らしい♡
一昨日の夜もMちゃんから「お母さん、行きたいお店決まった??」と聞かれたようですが、SAKIちゃんはレストランよりも家族水入らずで過ごす休日を選びました。
昨日はレストランには行かず、MちゃんとI君お父さんにお昼ご飯を作ってもらい、夕飯のデザートにワイドークーポンを利用して、ケーキを買ってもらったそうです♬
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