「価値観のすり合わせ」は危険
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すり合わせよりも二本の物差しを認める
こんにちは。
三重県津市と鈴鹿市に拠点を持つ結婚相談所 HAPPY CREATE mie-fuの麻生です。
結婚に向かっていく男女の口から良く聞く言葉
「価値観のすり合わせ」
相手の価値観と自分の価値観を出来る限り近づけて、価値観の一本化をはかろうという行為です。
お互いがお互いを尊重し合い、新しい家庭をつくっていく第一歩と捉えれば、大変素敵なように思えます。
しかし、せっかくのご縁を壊しかねない危険な行為なので、私はオススメはしません。
その理由を説明しようと思います。
そもそも価値観というものは、生まれ育った家庭の事情や生活環境などに影響されながら、長い時間をかけて育まれたものです。
いわば、世界で一つだけのその人の人生の物差しです。
この物差しは、その人から見れば「正しいこと」で出来ています。
それをすり合わせをしようとすると、衝突がしばしば起こるのは当たり前です。
人は自分が正しいと思っていることを否定されたときほど、傷つき受け入れがたいと感じることはありません。
国家間で、戦争になる原因も「正しいこと」と「正しいこと」のぶつかり合いです。
だから、価値観のすり合わせをするのではなく、二本の物差しの存在を認めていくことが大切です。
それができるのが男女を結ぶ愛情なのですから。
自分とは違うもう一本の物差しがあると認めるからこそ、譲り合いや気遣いができることも増えるのです。
それに家庭の中に、二本の物差しがあることは強みでもあります。
ピンチの時、自分には思いつかなかったアイデアを相手が持っていたり、自分とは違う考え方が出来る人だからこそ、結婚する意味があるのですから。
中には、かかあ天下と言われるような一方が主導権を握って家庭をリードしていく形もありますが、それはそれで円満の形です(笑)
少し話を広げると、結婚相手に求める条件に、「価値観が同じ人」「価値観が似ている人」を掲げている人はとても危険だと思います。
先述の通り、価値観は生まれ育った家庭環境などによって形成されるので同じや似ている人を探すのは、とても難しいからです。
お互いに許容できる範囲の価値観を持った人を求めるべきです。
世間の婚活者が、とても気軽に使っている「価値観のすり合わせ」という言葉が危険なことを理解して頂けたでしょうか。
結婚に必要なのは、すり合わせではなく、多様な価値観を認め、受け入れ合うことです。
ご参考になれば何よりです。
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